特集:他人を自分と思え!
私はほぼ毎朝、ウォーキングをしています。いつごろから始めたのかあまり覚えていませんが、すれ違う時、知っている人であっても、そうでなくても挨拶をするようにしています。群馬県高崎の市街地から離れるにつれ、挨拶をすることは、この近辺の人は当たり前のようになっています。
ところがこちらが挨拶をしても、まったく返してくれない男性がいました。年のころは同年代くらいか、少し上くらいの人でしょうか。
下を見て歩いているわけでもなく、まっすぐ前を向いて姿勢も良く歩いているのですが、目を合わせようともしません。
初めは気にもならなかったのですが、そのうち、なんとか挨拶を返してもらおうと、挨拶するときのタイミングとか、距離とかを考えるようになりました。次第に声も大きくなっていきました。
ところが全く変化なしです。それから何年も経ち・・・考えたら7年間挨拶を交わさないことがわかりました。
こうなると、「なんと筋金入りなんだろう!」とか、家庭環境が複雑な人なんだろうなとか、考えるようになり興味を持ちました。それでもこちらとしては挨拶をやり続けました。
そんな時、倫理法人会の経営者モーニングセミナーで、誰が語ったのか講師の名前も忘れましたが、「他人を自分と思え!」という言葉が印象に残りました。
「他人を家族と思え」という言葉は聞いたことがありましたが、「他人を自分と思え!」という言葉は初めてでした。衝撃的な言葉です。自分にとっては・・・。
そこで、他人を自分と同じように思う努力からしてみました。家族やお客様に対して・・・。すると、少しずつ変化が出てきたように思いました。会話が進んだり、今まで話してくれなかったことを話してくれたり・・・。
そして散歩道でも実践してみました。いつもの挨拶を返してくれないおじさんがやってきます。
やってきた男性を自分とダブらせ、姿かたちを変えた自分に向かって「おはようございます。」と大きな声で言いました。
すると、小さな声でしたが、はじめて「おはようございます」の声を聞くことができました。この人はこういう声だったのか!想像した通りの声だなあと思い、嬉しさがこみ上げ、今日はなにか良いことが他にもあるだろうなとか、ウキウキして帰宅したことを思い出します。
それからあとはどうなったか?誰でも知りたいところでしょうけれど、それからはなんと、毎日挨拶してくれるようになりました。
そのうち、奥さんも連れて歩くようになり、その後、犬まで連れてニコニコしながら歩く姿を見ることができました。
奇跡のような話です。「他人を自分と思え!」という思いを持った挨拶が他人の人生まで変えたのでしょうか?
自分の中の何かが変わったのです。挨拶の「音声」が変えたのではないと思います。見えない心が伝わったのだと思います。知らず知らずのうちに変わってきた自分の内面が生んだ奇跡かなあと思います。
気持ちが変わると、形に現れる世界も変わる。人間関係も、仕事も、人生も変わる。
私はほぼ毎朝、ウォーキングをしています。いつごろから始めたのかあまり覚えていませんが、すれ違う時、知っている人であっても、そうでなくても挨拶をするようにしています。群馬県高崎の市街地から離れるにつれ、挨拶をすることは、この近辺の人は当たり前のようになっています。
ところがこちらが挨拶をしても、まったく返してくれない男性がいました。年のころは同年代くらいか、少し上くらいの人でしょうか。
下を見て歩いているわけでもなく、まっすぐ前を向いて姿勢も良く歩いているのですが、目を合わせようともしません。
初めは気にもならなかったのですが、そのうち、なんとか挨拶を返してもらおうと、挨拶するときのタイミングとか、距離とかを考えるようになりました。次第に声も大きくなっていきました。
ところが全く変化なしです。それから何年も経ち・・・考えたら7年間挨拶を交わさないことがわかりました。
こうなると、「なんと筋金入りなんだろう!」とか、家庭環境が複雑な人なんだろうなとか、考えるようになり興味を持ちました。それでもこちらとしては挨拶をやり続けました。
そんな時、倫理法人会の経営者モーニングセミナーで、誰が語ったのか講師の名前も忘れましたが、「他人を自分と思え!」という言葉が印象に残りました。
「他人を家族と思え」という言葉は聞いたことがありましたが、「他人を自分と思え!」という言葉は初めてでした。衝撃的な言葉です。自分にとっては・・・。
そこで、他人を自分と同じように思う努力からしてみました。家族やお客様に対して・・・。すると、少しずつ変化が出てきたように思いました。会話が進んだり、今まで話してくれなかったことを話してくれたり・・・。
そして散歩道でも実践してみました。いつもの挨拶を返してくれないおじさんがやってきます。
やってきた男性を自分とダブらせ、姿かたちを変えた自分に向かって「おはようございます。」と大きな声で言いました。
すると、小さな声でしたが、はじめて「おはようございます」の声を聞くことができました。この人はこういう声だったのか!想像した通りの声だなあと思い、嬉しさがこみ上げ、今日はなにか良いことが他にもあるだろうなとか、ウキウキして帰宅したことを思い出します。
それからあとはどうなったか?誰でも知りたいところでしょうけれど、それからはなんと、毎日挨拶してくれるようになりました。
そのうち、奥さんも連れて歩くようになり、その後、犬まで連れてニコニコしながら歩く姿を見ることができました。
奇跡のような話です。「他人を自分と思え!」という思いを持った挨拶が他人の人生まで変えたのでしょうか?
自分の中の何かが変わったのです。挨拶の「音声」が変えたのではないと思います。見えない心が伝わったのだと思います。知らず知らずのうちに変わってきた自分の内面が生んだ奇跡かなあと思います。
気持ちが変わると、形に現れる世界も変わる。人間関係も、仕事も、人生も変わる。