男澤惠一・家系と先祖のBLOG

「先祖を知れば未来が見える」著者、日本家系調査会の男澤惠一が読者様の幸福を願って書いております。

苗字を名乗れなかった時代

2022年03月30日 | この名字のルーツは?
 「江戸時代、武士以外は苗字がなかった」と言われる方が多いですね。だからたどることは難しいのではないかと。本当に名乗れなかったのでしょうか?
 苗字は、武士、公家、医者、豪商、庄屋など苗字を名乗るのを許されていましたが、一般農民はなかったわけではありません。(もちろん苗字が無い家系もあったと思われますが)特別な時だけ名乗るのを許されていたのです。神社の石塔などをみると、江戸時代でも百姓の苗字があったことがわかります。
 また、江戸時代の約260年がずっと名乗れなかっただけではなく、享和元年(1801)7月、苗字帶刀の禁令が出て、実際は明治3年に平民苗字許可令が出るまでの69年間だったと思われます。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする