男澤惠一・家系と先祖のBLOG

「先祖を知れば未来が見える」著者、日本家系調査会の男澤惠一が読者様の幸福を願って書いております。

墓じまいの時代に思うこと

2021年01月09日 | 家系鑑定とアドバイスなど
家系調査をしている時、お墓をじっと見ていると涙が出てくることがあります。何十年も何百年も守ってきたんだなぁ。苦しい飢饉の時代も戦争の時代も廃れたことはありません。お墓を掃除し花を手向け、手を合わせてきました。お墓やご先祖様は日本人の心の拠り所でした。それが廃れてしまう時代は国が亡ぶ時と考えています。
今日、墓じまい等という言葉が流行っています。また、夫婦別姓などという人もいます。男女同権?理屈はわからないでもないのですが、夫婦が兄弟が名字が違ったら、どちらの墓に入るのでしょうか?先祖のお墓参りも廃れてしまうでしょうね。戸籍をなくせなどという有名人もいます。大切な大切な柱が崩されてしまう思いに駆られます。教養のある人でもそんなことがわからない!世の中には変えてよいものと、変えてはならないものがあると思うのです。(写真は母の命日に訪れた中村家墓)
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

家系譜新聞特集「徳と福は一致する!」

2021年01月01日 | 家系鑑定とアドバイスなど
新年あけましておめでとうございます。日本家系調査会の中村です。家系譜新聞特集は「徳と福は一致する!」です。今年もよろしくお願いします。
特集:徳と福は一致する!
今月の特集は「徳福一致」です。徳と福は一致しないというのが、従来の宗教の考え方でした。仏教では人生は四苦八苦であり、生老病死が人生であると表現しました。聖書では「天に宝を積め。」と、また「神と富に兼ね仕えること能わず。」と明言しました。正しく生きる人、正直者がバカをみるこの世なので、幸せを来世に求めたのが宗教でした。
      
しかし、ソクラテスはこのように言っています。善悪を判断する知を持つことは正しく生きられること。すなわち、正しく徳を知っていれば正しく行動することができる(知行一致)。こうした、徳を持つことが幸福につながる・・・と。日本では渋沢栄一も「道徳経済合一説」を唱えました。
    
徳福一致は順番が問題なのです。原因と結果の関係で徳が有って福が生じます。まずは徳を磨くことが第一ということです。「良い種をまけばよい実が結ばれ、悪い種をまけば悪い実が結ぶ。」といいます。これには即、結果が生じるとは限らず時間差が生じる場合もあり、世代を越えて親や先祖の築いた徳が子孫の代で実るということもあります。

この逆もあります。自分の行った罪悪が子孫を苦しめることもある事を、家系学で伝えてきました。健康問題、金銭問題、愛情問題を世界の三大不幸と言います。家系が衰退する原因もまた、先祖の殺傷問題、財産問題、愛情問題があり、三大不幸と共通しています。不幸な現状があるとすれば、そのような結果には必ず原因が有るのです。
   
心の在り方が大事です。苦難や不幸は誰かのせいではなく、自分の不自然な心が招いたものです。人間以外の動物は、恨んだり、血気に走ったり等のマイナス感情を持ったりしません。宗教では、これを罪と言ったり煩悩と言ったりします。この自己中心的な、わがままな心を取り去ることが、苦難や不幸を取り去る道です。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする