男澤惠一・家系と先祖のBLOG

「先祖を知れば未来が見える」著者、日本家系調査会の男澤惠一が読者様の幸福を願って書いております。

榛葉、榛地、榛林、榛村、榛原

2023年05月30日 | この名字のルーツは?
静岡県掛川市で榛村家を調べている。全国でも600人ほどの少数姓である。静岡県が一番多いが、それでも78世帯400人ほどだ。
榛村と同じ読み方で同じ地に分布している新村という名字が有る。静岡県は新村姓も多く、都道府県別姓氏家紋辞典によると静岡の新村姓は清和源氏とある。新村の2大発祥地は長野県松本市新村と滋賀県東近江市新村がある。分布状況から榛村氏は新村氏ルーツの可能性が高い。
しかし、静岡県には榛村のほかに榛がつく名字が多く、榛葉、榛地、榛林、榛村、榛原等がある。
榛村の榛は「はしばみ」のこと。「はしばみ」は水気の多いところを好む。当地はため池が沢山ある。「はしばみ」の生息地という意味から来ているかもしれない。
榛とは
カバノキ科の落葉低木。北海道、本州、九州の日当たりのよい山野に生え、ヨーロッパでは果実を食用にするため近縁種を栽培している。高さ3~5メートル。葉はほぼ円形で先が急にとがり長さ約10センチメートル、縁に浅い欠刻があり、さらに細かい鋸歯(きょし)がある。雌雄同株。春、葉に先だって枝先に黄褐色の雄花を尾状花序に密生し、その下部に紅色の雌花を上向きにつける。果実は球形で堅く下部は葉状の二枚の総苞につつまれる。漢名、榛。
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