初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

ズームレンズのメンテナンスで…

2018年06月23日 21時48分25秒 | Weblog



私はズームレンズのメンテナンスに

よく立ち会いました…

別にどうしても立ち会わなくても

いいのでしたが。巨大な光学硝子の

塊のような、そして超高価な

ズームレンズの分解が見られるのですから

私はよく立ち会いました…

… … …

机の上にズームレンズを置いて

手際よくネジを外してどんどん分解して

いきます。レンズ群のネジ部分にけがき針で

印を付けていきます…

素人にはわかりませんが

分解していく手順がきまっているのでしょう…




ズームレンズはズーミングにつれて、

摺動(しゅうどう)レンズが鏡胴(きょうどう)内を

複雑に動きます。摺動レンズはワイヤーにつながれています

そのワイヤーを交換するのもメンテナンスのうちです

摺動レンズのまわりのグリース交換して一応メンテナンスは

終わります。




摺動レンズの表面のほこりを掃除するためにレンズクリーナーが

使われます。レンズクリーナー液は刺激臭が強いので

私はその場から離れることにしていました

再びレンズの組立が始まります。測定器もなく

分解時に、けがき針で印したマークを頼りに

仕上げるのですから、すごい技術です…






メンテナンスの技術さんは、組み上がった

ズームレンズを示しながら、レンズの中から

出てきましたと、二、三匹の蠅(はえ)を

見せてくれました

ズームレンズはズーミングでズームシャフトを

動かします。鏡胴内を摺動レンズがピストンのように

前後に動きます。

急激にズームシャフトを動かしたときに、レンズの

排気口の近くを飛んでいた不運な蠅が、吸い込まれて

しまったのでした…