荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

必殺仕置屋稼業の巻。

2018年02月08日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを
ジャニタレ学芸会の【必殺仕事人20XX】しか観た事がない様なヒトは知らないでしょうが、その昔【必殺仕置屋稼業】という作品がありました。



必殺シリーズ全体としては第6弾。

中村主水シリーズとしては第3弾となります。

まぁ、毎話素晴らしい脚本&演出で、旧来の必殺ファンにも満足度の高いシリーズ。

その中でも僕が好きなのが第20話『一筆啓上 手練が見えた』です。



放送日は1975年11月14日で、脚本:中村勝行、監督:渡邊祐介という布陣。



ヤクザの親分を仕置きするため、主水グループは出張仕事に出るんですな。

一方、やはり同じ的の仕置きを請け負った、一匹狼の殺し屋・疾風の竜ってのが登場します。

このゲストキャラの疾風の竜、中村敦夫が演じておるんですが、まんま【木枯し紋次郎】。

滅茶苦茶、カッコ良いです。

ちなみに、今回の脚本を担当した中村勝行は、中村敦夫の実弟。



何よりもカッコ良いのが、殺しのテーマがインサートされるトコ。

長い時間をかけ、市松と疾風の竜はチャンスを待ちます。

そして

まずは無音で市松と疾風の竜が親分を始末。

又、コレがカットバックで、もの凄ぇ緊張感なのです。

んで、市松と疾風の竜が手下から逃げる瞬間から、殺しのテーマが流れると。

ん~、文章だと分かりづらいでしょう。

世の中には奇特な方がいらっしゃって、このシーンをYouTubeにアップしてくれております。

どうぞご覧頂きたく存知ます。



どうです?

コレ観て鳥肌が立たないヤツはいないでしょ?

あ~、ジャニタレ学芸会を観て喜んでるヤツには分からないかな~。



『出る月を待つべし。散る花を追うことなかれ』中根東里(ニッポンの儒学者・1694~1765)

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