荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

仮面ライダーの巻、みたび。

2016年02月02日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを




『歳をとるにつれ、自分にとってのヒーローという存在を持つことが難しくなるが、多かれ少なかれそれは必要なことである』アーネスト・ミラー・ヘミングウェイ(米国の小説家・1899~1961)

過去の記事。
仮面ライダーの巻。
仮面ライダーの巻、ふたたび。
整形の巻。



【仮面ライダー】シリーズ45周年を記念して【仮面ライダー1号】なる映画が3月に公開されると聞きました。



本郷猛は69歳の藤岡弘、氏が演じるとか。



いちおう、現在放映されている【仮面ライダーゴースト】との共演ですが、あくまで仮面ライダー1号が主役との事です。

それにしても、東映の白倉とかいうプロデューサーは何を考えているのでしょう。

【仮面ライダー3号】だの【~4号】だの、なんでもかんでも出しゃ良いってもんじゃねぇだろうが。

コイツは年間、バンダイからいくらキックバックを貰っているのか。

リファインした1号ライダーのデザインがオープンになっておりますが、『なんじゃこりゃ』的なデザイン。

藤岡氏もかなりドテっとしているせいか、それに伴って1号ライダーもドテっとしたデザインになっちゃってます。



せっかく【仮面ライダー THE FIRST】でカッコ良くなったのに。



パラレルワールドだのアナザーワールドだのという言い訳をこしらえて、やりたい放題の現在の【仮面ライダー】シリーズ。

整合性の全くない世界観に、子どもたちは狂喜するのでしょうか。

過去のライダーを大量に出しゃ、子どもたちが乱舞するのでしょうか。

ガキの頃、ダブルライダーに目を輝かし、【~V3】での3人ライダーの登場に震えました。





そして【~ストロンガ-】での7人ライダー集結に歓喜しました。



そこに“平和を願う改造人間”という通念が流れていたからこそ、ライダー集結に意味があったのです。

【昔は良かったおじさん】にはなりたかないですが、今回だけは言わせて頂きます。

『今の【仮面ライダー】シリーズじゃあダメだ!』と。

1号ライダーを出せば、親世代も取り込めるって魂胆だろうが、バンダイのケツをなめてる現状が、ホント情けない。

孤高のヒーローに失礼千万だろ。

平山亨氏は天国で、どう思っている事でしょう…。



『彼らが良識と呼んでいるものは老化現象の始まりに過ぎない』スタンダール(フランスの小説家・1783~1842)



【ネオサイクロン】はカッコ良いですな。

ラーメンの巻。

2016年02月02日 | 妥協なき生活に極上の飲食を






過去の記事。
食の巻。
食の巻、ふたたび。
食の巻、みたび。
食の巻、よたび。
食の巻、いつたび。
食の巻、むたび。
食の巻、ななたび。
食の巻、やたび。
行列の巻。
行列の巻、ふたたび。
行列の巻、みたび。



僕はグルメなので、ラーメンとか餃子とか興味ありません。

ですので、わざわざラーメンを食うために遠方に出向いたり、ましてや行列に並ぶなんてぇ事はしません。

とはいえ、全く食わない事もない。

週に1~2食位はラーメンを食べます。

理由は手軽だから。

それだけ。

さて、近所に365日・24時間ブっ続けで営業していたラーメン店があったのですが、ついに先日閉店してしまいました。

いわゆる【家系】と呼ばれる類のラーメン店でした。

そんなに美味いわけでもありませんが、不味くもない。

未明、ベロベロに酔ってタクシーで地元に戻ると、よく食いに行ったものです。

食いたい時にラーメンが食える幸せ…。

ホント、幸せって身近なトコにあるのですね。

噂に聞きましたが、一日170食程売れなければならないところ、せいぜい120食だったとか。

フツー、100食以上売れるって聞くと『凄ぇなぁ』と思いますが、なにせ24時間体制ですからねぇ。



なんでも、1年で閉店するラーメン店って3,500軒程だそうです。

ざっくり47都道府県で割ると、1県当たり74軒…。

東京なら大した事ありませんが、島根辺りだと県内の全ラーメン店がフっ飛ぶ様な数字でありましょう。

また、開店後70%が4年以内、40%が1年以内に閉店するというデータも見ました。

設備投資や調理技術が比較的簡単なために、開店はしやすい一方、過当競争で飽和状態の業界…。

改めて調べてみますと、【桂花ラーメン】・【らーめんむつみ屋】・【大島ラーメン】等食った事のあるラーメン店が倒産の憂き目にあっていた事を知りました。

新宿三丁目の【桂花ラーメン】の隣にあった【桜吹雪が風に舞う】とかいうラーメン店も閉店したとか。

こちらは倒産ではなく、あくまで閉店であり、他店舗は営業中との事。

ちなみに、店舗スタッフの声がうるさかった、という印象しかありません。



テレビや雑誌、ネットなんぞで、アホみたいに『ラーメンラーメン』と騒ぐその陰で、壮絶な生き残り競争が繰り広げられているのですね。

どこの業界も大変です。



あ~あ、【うかい亭】でA5のヒレにフォアグラ乗っけたの、食いたいなぁ。













『できることなら競争を避け、和気あいあいでいきたい気持ちは誰にでもある。しかし、自由経済の会社である以上、競争があり、競争するなら勝たねばならない』盛田昭夫(ニッポンの技術者・1921~1999)