私の広場~写真大好き

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山車祭りを見歩くことです。

【所沢ひな祭り】

2021-02-15 14:25:27 | お祭り

【所沢ひな祭り】

「一陽来復」願いを込めて!

埼玉県は人形造りの盛んなところで、岩槻・鴻巣などが全国的に

知られている。所沢人形もこれらに次ぐ人形の産地である。

  ひな祭りのイベント、その名も「野老澤雛物語」

町なか商店街には「アマビエ様」のポスターが彼方此方に掲げられ

雛まつりを盛り上げている。

 所沢のマスコット「トコロちゃん」のお雛様がウィンドウから

歓迎してくれていた。

「百徳着物」江戸時代から伝わる、子どもの健やかな成長を願う人々の願い

から生まれた産育習俗の一つで、近隣・縁者百人から百の徳を得るようにと

着物の端切れをもらい縫い合わせた着物である。

「小豆三粒ほど包める布は捨てるな」と戒めあって、小さな布片は捨てずに

大切に残して置いた、着物はそれほど高価で貴重な物であった。

「背守り」魔物は背中から忍び寄る・・・生まれた幼い子どもの魂を守る

ために、母たちが着物の背中に縫った小さな魔除けのしるしが「背守り」で

ある。大人の着物の背には縫い目が一本スッと通っているが、子どもの

小さな着物にはそれがない。

大正時代の帯が、現代の匠により見事に変身した。

江戸時代後期のひな人形、うりざね顔が微笑ましい。

「御殿飾り」江戸後期のころ、江戸の「段飾り」に対して、京阪では

「御殿飾り」が一般的であった。御殿は御所の紫宸殿になぞらえたものと

思われ、華やかな貴族文化への憧れが育んだ復古的な雛飾りである。

現代の匠が造った「所沢人形」は美男美女だ!

皇太子殿下と雅子さんのご成婚を祝って作られた所沢人形である。

「野老澤」とは、野老は山芋科の植物でこの地区に群生していたようだ、

根が髭の様に伸びており、海に生きる海老に対し、野老(ところ)は陸地に

生きている・・・ところさわの地名はそこから来ているようだ。

町の人たちが「野老澤」の地名を愛し、イベントも「野老澤雛物語」と名付け

大切にお雛祭りを受け継いでいる。

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