月と歩いた。

月の満ち欠けのように、毎日ぼちぼちと歩く私。
明日はもう少し、先へ。

「できたこと」を数える日々

2022-11-28 | 癌について
あっと言う間に日が過ぎる。もう11月末だ。
今年は、1日のうち、仕事のデスクに座ってPCに向かう時間が随分と減った。
その分、ソファや布団で過ごす時間が増えた。

毎日寝る時に「今日は何ができたかな」と考える。
今日は掃除と洗濯と料理ができた。今日は少しだけ仕事ができた。今日は遠出ができた。
そうやって「できたこと」を数える日々。
何もできなかった日は「今日もとりあえず生きられた」と思うようにしている。
「生きてるだけでいいんだよ」と言う夫の言葉を信じて。

11月・12月は繁忙期で、とにかく出張が多い。
秋田へ行き、福岡へ行き、明日は岐阜へ。
3か月間、毎日温灸を続けた効果なのか、腹痛を除けば体は元気になってきたので、出張へ行ってもあまり疲れなくなった。
5月に秋田へ行った時は死にそうになっていたことを思い出し、今回は元気に帰ってこられたことに満足。
「良くなっている」「元気になっている」と自分に言い聞かせる。
とはいえ、活動量は以前の半分になり、もどかしい気持ちもある。本当はもっと動きたい。

今の願いは、1日でいいから6時間以上連続して眠ること。
少なくとも今年に入ってから1日もそんな日はない。良くて4時間。基本は3時間で目が覚める。
目が覚めると腹痛との闘い。2時間くらい悶えていて、いつの間にかまた寝ている。2時間くらい寝て起きる。
今度病院に行ったら睡眠薬を処方してもらおうと思う。

「ガンは痛みとの戦い」だという。
私の毎日は痛みとの戦いだ。時々逃げ出したくなるけど、絶対に逃げない。
「良くなったこと」を思い出す。「できたこと」を数える。
時々、痛みがない時間がある。それは本当に幸せな時間。50年も当たり前だったことが、もう当たり前ではない。特別な時間になってしまった。
この時間が少しでも長く続くよう、訪れる回数が増えるよう、毎日心と体のケアをしていくしかない。
繁忙期も乗り越えよう。

湯たんぽをようやく手放せた!

2022-11-07 | 生活
気づけばもう11月。今年も残り2か月を切った。早い早い。
ブログというのも毎日書く習慣がなくなると、あっと言う間に滞ってしまう。見直して、え?もう1カ月近く書いていなかったの?と驚いてしまう。

4月・5月あたりの体調を思い返し、夫と「あの頃とは比べ物にならないくらい元気やなぁ」と言い合う。
8月より9月、9月より10月、そして10月より11月の今のほうが確実に元気になっている。
体質改善をするのには3か月かかるというが、温灸を始めてからもうすぐ3か月。徐々に効果が出ているのかなと思う。
1日寝て過ごすことはなくなったし、気が遠くなるような腹痛で生きる気力をなくすこともなくなった。
食欲が出て、またいろんな料理をするようになった。(再び食生活が充実して夫も大喜び)
夜はまだあまり量を食べられないが、昼は大食漢の私に戻り、親子丼と蕎麦のセットでもペロッと食べられるようになった。
アルコールも、調子が良ければビール1缶を一人で飲み切れるようになった。

とはいえ、なぜか体重は減っていく一方で(こんなことは人生で初めてだ!)、もう二度と戻れないかもしれないと思っていた「結婚式の時の体重」を軽々達成し、さらにそこから3キロも落ちた。
ただ、筋肉量が減ったことも大いに関係しているので、それほど喜ばしいことではない。筋トレをして筋肉をつけていかないといけないと思っている。
まだ「痩せすぎ」の部類ではないが、この年齢になって痩せすぎると不健康に見えてしまうので、筋肉をつけて健康的な体型を保ちたいと思う。

湯たんぽもあまり使わなくなってきた。
普通はこれから寒くなるので使用頻度が増すと思うのだが、この夏の間、私は湯たんぽを手放すことができなかったのだ。
あの酷暑といわれた夏に、ずっと寝ながら熱々にした湯たんぽを下腹部に当てていた。
温めて痛みを和らげるというよりは、熱さで痛みをごまかすという意味合いが強かった。
左下腹部は低温火傷のようになり、皮膚の色もすっかり変わり、あざのようなものがまだらにできている。
そんな機会は絶対ないけど、二度とビキニは着られないだろう。(いや、そんな心配は無用)
火傷の痛みの方がマシなくらい、お腹が痛かったのだ。だからずっと熱湯を入れた湯たんぽを使い続けた。どれほどの痛みだったか、このエピソードを聞けば少しはわかってもらえるかもしれない。

最近は夜寝る時に、「体を温めるため」に使用するようになった。正しい湯たんぽの使い方ができている。
そういうことを思い返しても、自分が元気になってきていることがわかる。
痛みがなく、体の芯が元気だと、自分がガンだということを忘れる。この「忘れる」というのが一番良くて、心からまた元気になる。良い循環だ。
一番ひどい時を1とすれば、今は6か7くらいまで回復しているように思う。どんどん元気になって、また10に戻すのだ。そんな日も夢ではないような気がする。

ほぼ隠居みたいな生活を始めたのもよかったかもしれない。
のんびり生活することに、だんだん罪悪感を覚えなくなってきた。
今月から酒蔵の取材が始まるので、秋田と福岡に出張するのと、メーカー1社の取材があるが、ピーク時でこの程度なので、もう隠居も同然だ。
身体のケアを第一にして、2~3時間仕事をして、家事をして、好きなだけ本を読んで過ごす。時々、noteなどで好きな文章を自由に書く。
週末は夫と旅行やキャンプに出かける。月に1、2回は友達と食事に行く。
もうこの生活を「怠惰」だとは思わなくなってきた。一応自分の食い扶持は稼いでいるので、「ごくつぶし」だと思うのもやめた。
好きなことをして、楽しんで生きていいのだ。それは罪じゃないと、今はそう思えるようになった。

今日も部屋の窓から見える空がきれいだ。秋の空と雲はいつだって美しい。
あさってから秋田へ。少し寒いかな。
取材を思い切り楽しんで来よう。