蘇生
2014-06-28 | 想い
近くの竹薮で、ずっと鶯が鳴いている。
今日もまだ仕事は残っているけれど、少しゆったりとした土曜日。
部屋はさっき掃除したばかりできれいだし、美味しい珈琲もいれた。(既にお腹はくだした)
ストーンズを聴きながら飲んで、ご機嫌。
風邪は治った。1週間もかかったけど、なんとか。
先週から細かい取材の案件が続いていて、毎日が取材→原稿で、それもいろんな業種の企業だから、もう頭もごちゃごちゃになった。
さらに、飲み会も集中。
月曜はライターの女性と日本酒を飲みに行って、
水曜はnamiusaさんとカメラマンKさんとの3人で集まる第2回「皐月会」。
※3人とも5月生まれということが判明し、そう名付けた。
木曜は、中学時代の友人たちと4人での飲み会。(夜中2時にタクシー帰り)
そんな感じで、とにかく遊びも含めてバタバタの1週間だった。
最近、昔からの友人と飲む以外に、仕事関係や同業者との飲み会が増えた。
この2年くらいだろうか。
優秀なクリエイターたちとのノミニケーションは、今の私にはとても必要なこと。
刺激にもなるし、いろんな相談もできる。
何より、同じようにフリーで頑張っている仲間の話を聞くということは、自分のパワーになる。
周囲の人と比べれば、まだまだ満足いくような仕事はできていないけれど、それでも少しずつ自分が書きたいと思えるフィールドでの仕事も増えてきたと思う。
少しずつ、少しずつでいいのだ。
昔ほど、人と比べて落ち込むということはなくなったように思う。
先日は、精神障害者支援の冊子の打ち合わせに行った。
この夏かかりきりになるであろう案件の1つ。
Y澤さんとデザイナーのAさんと先方に伺って顔合わせさせてもらった。
二人とも私をとても信頼してくれているので、絶対に裏切るような仕事をしてはいけないと思っている。
難しいテーマだが、セミナーにも参加することになったし、しっかり勉強していこう。
打ち合わせが終わった後、エレベーターの中でY澤さんがいつものように言った。
「いいものができると思いますよ」
私はその言葉を聞いて、なんだかにやけてくるくらい、あったかい気持ちになる。
Y澤さんもAさんも、打ち合わせが終わると必ず言うのだ。
「いいものができそうですね」と。
これがこの人たちの素晴らしいところで、だからこそ人脈が広く、信頼が厚く、いろんなところから依頼があるんだろうなと思う。
プラスのことを口にする人たちと一緒にいると、自分にもいいオーラができる。
本当にありがたい。
そして、この夏、Y澤さんのところでもう1つ大きな案件を手伝わせてもらうことになった。
リライトなど作業的な部分も多いが、巻頭の特集ページなどの取材も含めての仕事なので、頑張りたい。
(それに、作業的な仕事も実は嫌いじゃない。というか、こういうことこそ他の人より得意かもしれない)
日本酒雑誌ももうすぐ2号が発行され、続いて3号に向けての執筆が始まる。
この夏も忙しくなりそうだ。
先月末、ある酒蔵の記事を書いてから、私は蘇生した。
本当に、「蘇生」という言葉がしっくりくる。
心の中の閉じてしまっていた部分が開き、涸れていた場所が潤ってきたのだ。
自分が「死んでいた」ことにすら気づいていなかった。
蘇生してはじめて、ああ、私はこの数年間、死んでいたんだなと気づかされた。
いつもドキドキしているのだ。
昔みたいに、いつも自分の中に言葉や文章があふれていて、早く早く吐き出したいと、そればかりを思っている。
感受性が尋常じゃなく開いていて、何を見ても何を聞いても涙が出るほどに心が震える。
霧が晴れたみたいに、世界が新鮮で眩しい。
私はなんて長い時間を無駄に過ごしてきたんだろう。
無気力にお酒を飲んで、ぼんやりと過ごしてきた膨大な時間のことを思い返し、悔しくてたまらない。
世界には、こんなにも書きたいものがあふれていたのに!
本も読みたい、音楽も聴きたい、いろんな場所に出かけたい。
美しいものを見たい。
本来の自分が戻って来て、大げさかもしれないが、命が燃えているような感じがする。
(まさか死期が近いんじゃないでしょうね・・・?)
少し前から、2年以上休止していたお酒のブログも再開した。
よかったら、こちらも見てもらえたらと思う。
ほろほろ酔うて 木の葉ふる
今日もまだ仕事は残っているけれど、少しゆったりとした土曜日。
部屋はさっき掃除したばかりできれいだし、美味しい珈琲もいれた。(既にお腹はくだした)
ストーンズを聴きながら飲んで、ご機嫌。
風邪は治った。1週間もかかったけど、なんとか。
先週から細かい取材の案件が続いていて、毎日が取材→原稿で、それもいろんな業種の企業だから、もう頭もごちゃごちゃになった。
さらに、飲み会も集中。
月曜はライターの女性と日本酒を飲みに行って、
水曜はnamiusaさんとカメラマンKさんとの3人で集まる第2回「皐月会」。
※3人とも5月生まれということが判明し、そう名付けた。
木曜は、中学時代の友人たちと4人での飲み会。(夜中2時にタクシー帰り)
そんな感じで、とにかく遊びも含めてバタバタの1週間だった。
最近、昔からの友人と飲む以外に、仕事関係や同業者との飲み会が増えた。
この2年くらいだろうか。
優秀なクリエイターたちとのノミニケーションは、今の私にはとても必要なこと。
刺激にもなるし、いろんな相談もできる。
何より、同じようにフリーで頑張っている仲間の話を聞くということは、自分のパワーになる。
周囲の人と比べれば、まだまだ満足いくような仕事はできていないけれど、それでも少しずつ自分が書きたいと思えるフィールドでの仕事も増えてきたと思う。
少しずつ、少しずつでいいのだ。
昔ほど、人と比べて落ち込むということはなくなったように思う。
先日は、精神障害者支援の冊子の打ち合わせに行った。
この夏かかりきりになるであろう案件の1つ。
Y澤さんとデザイナーのAさんと先方に伺って顔合わせさせてもらった。
二人とも私をとても信頼してくれているので、絶対に裏切るような仕事をしてはいけないと思っている。
難しいテーマだが、セミナーにも参加することになったし、しっかり勉強していこう。
打ち合わせが終わった後、エレベーターの中でY澤さんがいつものように言った。
「いいものができると思いますよ」
私はその言葉を聞いて、なんだかにやけてくるくらい、あったかい気持ちになる。
Y澤さんもAさんも、打ち合わせが終わると必ず言うのだ。
「いいものができそうですね」と。
これがこの人たちの素晴らしいところで、だからこそ人脈が広く、信頼が厚く、いろんなところから依頼があるんだろうなと思う。
プラスのことを口にする人たちと一緒にいると、自分にもいいオーラができる。
本当にありがたい。
そして、この夏、Y澤さんのところでもう1つ大きな案件を手伝わせてもらうことになった。
リライトなど作業的な部分も多いが、巻頭の特集ページなどの取材も含めての仕事なので、頑張りたい。
(それに、作業的な仕事も実は嫌いじゃない。というか、こういうことこそ他の人より得意かもしれない)
日本酒雑誌ももうすぐ2号が発行され、続いて3号に向けての執筆が始まる。
この夏も忙しくなりそうだ。
先月末、ある酒蔵の記事を書いてから、私は蘇生した。
本当に、「蘇生」という言葉がしっくりくる。
心の中の閉じてしまっていた部分が開き、涸れていた場所が潤ってきたのだ。
自分が「死んでいた」ことにすら気づいていなかった。
蘇生してはじめて、ああ、私はこの数年間、死んでいたんだなと気づかされた。
いつもドキドキしているのだ。
昔みたいに、いつも自分の中に言葉や文章があふれていて、早く早く吐き出したいと、そればかりを思っている。
感受性が尋常じゃなく開いていて、何を見ても何を聞いても涙が出るほどに心が震える。
霧が晴れたみたいに、世界が新鮮で眩しい。
私はなんて長い時間を無駄に過ごしてきたんだろう。
無気力にお酒を飲んで、ぼんやりと過ごしてきた膨大な時間のことを思い返し、悔しくてたまらない。
世界には、こんなにも書きたいものがあふれていたのに!
本も読みたい、音楽も聴きたい、いろんな場所に出かけたい。
美しいものを見たい。
本来の自分が戻って来て、大げさかもしれないが、命が燃えているような感じがする。
(まさか死期が近いんじゃないでしょうね・・・?)
少し前から、2年以上休止していたお酒のブログも再開した。
よかったら、こちらも見てもらえたらと思う。
ほろほろ酔うて 木の葉ふる