月と歩いた。

月の満ち欠けのように、毎日ぼちぼちと歩く私。
明日はもう少し、先へ。

SAKE Spring in京都

2017-04-15 | 
土曜日は京都で開催の日本酒イベントへ夫と参加。

「SAKE Spuring」

参加している50蔵のいろんな日本酒を飲めて楽しかったし、料理の出店ブースが美味しくて(京都で実際に人気のあるような店が出店)、とても満足した。

一時期と比べると、こういう日本酒イベントに参加することは減ったのだが、たまに行くと面白い。
今回驚いたのは、20代~30代の若者が多かったこと。
これまでに行ったどのイベントよりも多かったように思う。それも若い女性が目立った。

これは本当にうれしいことだ。

日本酒は戦中・戦後の米のない時代に、(際限なく)醸造アルコールや糖類を添加して造られていた。
この時代の酒は仕方ないとしても、その後で米が余るようになっても、これが日本酒だと量産され、本来の日本酒は失われかけていた。
「造れば造っただけ売れる時代」を経て、ビール、ワイン、ウイスキーに押されて低迷期へ。
そして今もずっと国内消費量は減り続けている。

でも、そんな苦しい時代にも、まっすぐに酒造りをしようとした酒蔵が全国にはいくつかあった。
ずっと向かい風の中、「本当に美味しい、米と水だけで造った日本酒を造ろう」と信念を曲げることなく闘ってきた蔵が、この数年でようやく認められるようになったのだ。
その先人たちの苦労と酒造りに賭ける想いを考えるだけで泣けてくる。

広い会場いっぱいに、若い人たちが、女性が、みんな日本酒を飲み、楽しそうに笑っているあの空間。
ようやくこんな時代が来たんだなぁと、しみじみ。

このイベントだけじゃない。
春は全国各地で日本酒のイベントが毎週行われている。
元日本代表のサッカー選手、中田英寿氏がプロデュースしている「クラフト サケ ウィーク(六本木ヒルズアリーナ)」も、大盛況だったようだ。
こういう影響力のある人が頑張ってくれるのはありがたい。
ジャニーズあたりが応援してくれたら、もっと飲酒人口増えそうだけど(笑)

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