晴れのち平安

源氏物語を中心に平安な日々♪
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【京都】 風俗博物館 2015年上半期の展示

2015年05月03日 | 京都・風俗博物館
 4月下旬の京都旅行でのこと。

午前中は山科の勧修寺宮道神社を訪ねた私は
午後から風俗博物館へ。

 ※風俗博物館 公式サイト
 ⇒ http://www.iz2.or.jp/


この記事ではダイジェスト版として
風俗博物館で撮った展示の様子をご紹介します。

今期の展示は5月30日(土)まで。

※日曜・祝日はお休みですのでご注意くださいね。


1 曲水宴 ~弥生三月三日の年中行事~



寛治5年(1091年)、
藤原師通(ふじわらのもろみち)の時代に
行われた曲水宴(ごくすいのえん)を主に参考にして展示。



2 雛あそび ~元旦の紫の君・雛あそびの結婚~ 『源氏物語』「紅葉賀」



源氏19歳の元旦、
二條院にて雛(ひいな)あそびに興じる
紫の君(=のちの紫の上)。



3 元服 ~平安時代の成人式~



風俗博物館のある場所は平安後期、
源義経が静御前と過ごした「六条堀川館」のあった場所だそうです。

今回はそのゆかりで、
平安時代の元服を公家と武家の様式で具現化。

奥州の藤原秀衡の三男・藤原忠衡の元服式を想定して展示されていました。


ちなみに・・・
過去に光源氏の元服の様子が風俗博物館で展示されたことがありました。
その時の様子はコチラからご覧くださいませ。




4 六月祓 ~現代に引き継がれる平安時代の年中行事~ 『年中行事絵巻』



菅貫(すがぬき)の儀の様子。

菅貫=茅輪(ちのわ)とも。



5 局 ~女房の日常・髢と伏籠~



髢(かもじ=添え髪)をつける女房たち。



6 賀茂祭 ~藤典侍の祭の使~ 『源氏物語』「藤裏葉」



源氏39歳の初夏、
賀茂祭では源氏の腹心・惟光の娘である藤典侍(とうのないしのすけ)が
内侍所(ないしどころ)からの使者として奉仕することが評判となっていました。

藤典侍は物具(もののぐ)姿です。



7 四季のかさね色目に見る平安王朝の美意識



写真は、若菖蒲(わかしょうぶ)かさね。
着用時期は旧暦4月~5月の夏の料。




・・・このように今期の展示も素敵でした。




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