4月下旬の京都旅行でのこと。
京都市山科区にある勧修寺を訪ねたのち、
隣接する宮道神社をお参りしました。
勧修寺(かじゅうじ)の南に、
日本武尊(やまとたけるのみこと)とその子・稚武王(わかたけおう)、
宮道弥益と列子、列子の夫・藤原高藤とその子どもたちを祀る
宮道神社(みやじじんじゃ)が鎮座しています。
鳥居は小さめです。
背が高い方は頭をぶつけてしまうかも?
↓宮道神社に祀られていると思しき方々の系図を作ってみました。
点線で囲っているのがその人物たちです。
横から見た様子。 三条右大臣歌碑
宮道神社には、藤原高藤と宮道列子との間に生まれ、
三条右大臣と呼ばれた藤原定方の歌碑が建立されています。
この和歌は『百人一首』にも
撰ばれていることにより、広く知られています。
名にし負はば逢坂山のさねかづら
人に知られでくるよしもがな ご興味がおありの方はこちらのページもご覧くださいませ。
・『源氏物語』における光源氏と明石の君のモデル!? 藤原高藤と宮道列子のロマンス・山科
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