晴れのち平安

源氏物語を中心に平安な日々♪
※写真の無断転載禁止!!

【京都・風俗博物館 出張展示】 2004年2月撮影 『紫式部日記』より一条帝による土御門第行幸 2

2014年11月30日 | 京都・風俗博物館
 京都市上京区で行われた風俗博物館の出張展示のこと。

『紫式部日記』より「一条帝による土御門第行幸」その1 に引き続き、
2004年2月に岩神座ホールで撮影した
風俗博物館の出張展示の様子です。


 藤原道長とその妻・源倫子


写真左側にいる男君が、藤原道長です。
直衣指貫姿。



敦成(あつひら)親王<のちの後一条天皇>を抱く源倫子。
倫子は、唐衣裳姿。



一条帝は、敦成親王へ守り刀である
御佩刀(みはかし)を下賜されました。
(写真がボケボケですみません。)

写真中央の女房が手にしているのが
御佩刀(みはかし)だと思われます。




 左衛門内侍と弁の内侍


一条帝の近くには三首の神器である
御佩刀(みはかし=御剣)と
八尺瓊の勾玉(やさかにのまがたま)の御筥を
それぞれ持ち控えた内侍(ないし)が控えています。



写真左:御佩刀(みはかし=御剣)を持つ左衛門内侍(さえもんのないし)。
写真右:八尺瓊の勾玉(やさかにのまがたま)の御筥を持つ弁の内侍(べんのないし)。



左衛門内侍(さえもんのないし)。



写真中央、弁の内侍(べんのないし)。

内侍(ないし)たちは物具装束(もののぐしょうぞく)姿。
髪上げし、領巾(ひれ)・裙帯(くんたい)をつけています。






寝殿の東廂では
一条帝の御前に、御膳を供するために
女房たちが控えていました。




 「一条帝による土御門第行幸」その3へ続きます。







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【京都・風俗博物館 出張展示】 2004年2月撮影 『紫式部日記』より一条帝による土御門第行幸 1

2014年11月29日 | 京都・風俗博物館
 京都市上京区で行われた風俗博物館の出張展示のこと。

実物大での打毬楽(たぎゅうらく) に引き続き、
2004年2月に岩神座ホールで撮影した
風俗博物館の出張展示の様子です。


4分の1サイズの寝殿の模型。


寝殿母屋・南廂・東廂では
『紫式部日記』より
「一条帝による土御門第行幸」が展示されていました。
(藤原道長の邸宅の土御門第に見立てられています。)


寛弘5年(1008年)10月16日、
一条帝は中宮彰子<藤原道長の娘>との間に生まれた
敦成(あつひら)親王<のちの後一条天皇>と対面するために、
道長の邸宅である土御門第に行幸されました。


 一条帝


一条帝は御引直衣(おひきのうし)姿です。
御椅子(ごいし=正式の玉座)に座っています。






展示では、祝宴の舞楽「打毬楽」をご覧になっている場面です。






 殿上人たち










寝殿の簀子には
一日晴れの据(いちにちばれのきょ)をつけた
殿上人たちが控えているのでした。




 「一条帝による土御門第行幸」その2へ続きます。





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【京都・風俗博物館 出張展示】 2004年2月撮影  実物大 打毬楽(たぎゅうらく)

2014年11月28日 | 京都・風俗博物館
 京都市上京区で行われた風俗博物館の出張展示のこと。

2004年のこと。
京都市上京区、西陣にある岩神座ホールにて
風俗博物館による出張展示が行われました。



岩神座ホールでの展示期間は、
2004年2月4日から6月30日まででした。

その展示の様子をご紹介いたします。


実物大で打毬楽(たぎゅうらく)の舞人や
雅楽で用いられる打楽器が展示されていました。



全体の様子。



舞楽「打毬楽」の解説。



裲襠(りょうとう)が素敵です。



手には毬杖(きゅうじょう)を持ち、
宝珠のような毬を打つ型の舞です。




 「紫式部日記」より一条御帝による土御門第行幸 その1 へ続きます。






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【日常】 年賀状デザインのワンポイントに有職文様はいかが?

2014年11月27日 | 日記
 私のささやかな日常。雑感。

書店では
年賀状作成のための本が
多く並ぶ季節になりましたね。

年賀状を彩る様々なデザインが
世の中にはあふれていますが
有職文様を取り入れてみてはいかがでしょう。

 有職文様(ゆうそくもんよう)とは
 ⇒ コトバンク 有職文様





私も年賀状のどこかに有職文様を配置したくて
八条忠基さんによる本「平安素材CD-ROM」
ぱらぱらとめくって思案中です。


素材集としてだけでなく、
装束や文様の解説も読みどころ満載の本です。


年賀状の印刷は12月に入ってからになりそうです。

1年って長いようで
過ぎてしまうと、あっ という間ですね。



 
 平安文様素材CD‐ROM―有職文様のデータをEPSアウトライン、スウォッチ、JPEG形式で収録





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【北九州市】 小倉の紅葉と黄葉

2014年11月26日 | I love 北九州市
地元・北九州市でのこと。

小倉城庭園の敷地内には
無料で散策できる道が
あります。

ちょこっと紅葉見学♪


綺麗に色づいていました。



小倉城。



小倉城と黄葉。

(ただいま、小倉城は工事中のため
中に入ることはできません。)



小倉城・小倉城庭園があるあたりは
複合商業施設の
リバーウォーク北九州や
北九州市庁舎が建っていながら
自然を楽しめます。

お散歩するのにちょうど良いです。
幸せなことですね。




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【本】 白川書院『月刊京都』 12月号の特集は花街・島原の魅力

2014年11月25日 | 本・漫画
 京都に関する雑誌のご紹介です。

白川書院さんから発売されている
『月刊京都』12月号。
特集は 花街・島原の魅力 でした。

 ※『月刊京都』
 ⇒ http://www.gekkan-kyoto.net/

11月10日に発売され購入したものの
遅ればせながら、つい先日読み終えたところです。

島原の歴史や文化、太夫さんに興味がある方にオススメ。
私にとっても繰り返し読むこととなりそうです。

 
 月刊 京都 2014年 12月号 [雑誌]




 余談。

10年以上前のことになりますが、
京都定期観光バスに太夫さんを見ることができるコースがあり
過去2回それらのコースに乗車しました。

それぞれ太夫さんの所作の美しさに
惚れ惚れしたのを覚えています。

一部の写真をフォトチャンネルにupしていますので
ご興味がおありの方はこちらをどうぞ。

 京都 島原の角屋で太夫さんとお会いする 2002年撮影。
 





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【情報】 素敵なコンテンツ 大林組プロジェクトチームによる「源氏物語 光源氏 六条院の考証復元」

2014年11月24日 | 情報
 源氏物語に関連する情報です。

平安京に栄えた
貴族の壮麗な邸宅「寝殿造」。
・・・現代となっては京都市内において
平安時代の「寝殿造」の建物がそのまま
残っているものはありません。

『源氏物語』における光源氏の邸宅は
どんなだったのでしょう?


株式会社 大林組さんの
webサイト内に興味深いコンテンツがありますので
ご紹介します。

 ※大林組 |源氏物語 光源氏 六条院の考証復元
 ⇒ http://www.obayashi.co.jp/kikan_obayashi/genji/p01.html

目次はこのようになっています。

 1. 『源氏物語』と寝殿造り

 2. 『源氏物語』にみる光源氏の邸宅

 3. 光源氏の邸宅・六条院の復元

 4. 東南の町における「寝殿造り」の構造

 5. 六条院のモデルと工期




様々な図も見られるのでイメージがふくらみます。





 「季刊大林」のこと。

大林組さんでは、建設にまつわる文化を考える広報誌
「季刊大林」という冊子を発行されています。

1991年に発行された No,34では
『源氏物語』を取り扱っていらっしゃいます。

 ※季刊大林
 ⇒ http://www.obayashi.co.jp/kikan_obayashi/index.html
 ⇒ http://www.obayashi.co.jp/kikan_obayashi/backindex.html#34

通信販売も行われていますので
『源氏物語』における六条院の建築に
ご興味がおありの方はいかがでしょうか。

(上にご紹介しましたコンテンツの内容と重複している部分もあります。)






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【情報】 岡山市民会館にて装束劇 源氏物語「加冠の儀」公演開催 2015年2月9日(月)

2014年11月23日 | 情報
 源氏物語に関する公演の情報です。

岡山県岡山市、
岡山市民会館にて
衣紋道高倉流たかくら会 岡山道場 5周年記念
装束劇 源氏物語「加冠の儀」
が行われるそうです。


 【日時】 平成27年 2月 9日(月) 13:30~15:00(12:30開場)

 【会場】 岡山市民会館

 【解説】 衣紋道高倉流 宗会頭 仙石宗久

 【会費】 3,000円


 ※むつみ京都きもの学院・むつみ京都総合学院
 ⇒ http://www.mutsumi-kimono.com/


この度の上演では、産湯の場面での白の十二単・鳴弦の所作、
 加冠の儀では光源氏が童の装束から大人の装束に変わるなど、
 所作も現在皇室で行われているのと同じ所作でとり行われます。



とっても気になっています。





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【日常】 いつかまた泊まりたい!平安情緒豊かな宿「旅殿 御所 社乃森」 (徳島県阿波市)

2014年11月20日 | 日記
 私のささやかな日常。雑感。

久しぶりに当方のwebサイト『花橘亭~なぎの旅行記~』内、
「旅殿 御所 社乃森」に宿泊した時のレポを読み返しています。

2010年秋に宿泊しました。
徳島県阿波市にある平安情緒豊かな宿です。
寝殿造を思わせる外装や内装にうっとりでした。

 ※宿泊レポ フレームなしページ
 ⇒ http://www42.tok2.com/home/kakitutei/east_west/gosyo/1.html

 ※宿泊レポ フレームありページ
 ⇒ http://www42.tok2.com/home/kakitutei/east_west/gosyo/yasiro.html









客室数は10室。


オプションで平安装束着装体験も可能です。


十二単を着たわたくし。


またいつか、機会を作って宿泊したいと願っています。



 ※旅殿 御所 社乃森 公式ホームページ
 ⇒ http://yashironomori.jp/




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【ぷち旅行記】 『源氏物語』<若紫>の舞台 「北山のなにがし寺」候補地をめぐる (大雲寺・鞍馬寺)

2014年11月17日 | 日記
 2013年春のこと。

『源氏物語』<若紫>の舞台となった
「北山のなにがし寺」のモデルには、いくつかの候補地があります。

そのうち、有名なのは京都市左京区にある
大雲寺旧境内と鞍馬寺のふたつが挙げられます。

「北山のなにがし寺」には滝があったのだとか。
大雲寺旧境内と鞍馬寺にもそれぞれ滝があります。
見比べてみるのもおもしろいかもしれません。

昨年春、桜の花が咲く前に
この2ヶ所を訪ねた様子について簡単にご紹介します。

なお、叡山電車(叡電)を利用しました。



■大雲寺旧境内

 所在地:京都市左京区岩倉上蔵町 北山病院敷地内(旧大雲寺境内)
 交 通:叡電「岩倉」駅下車 

叡電「岩倉」駅で降りて、途中、寄り道しつつ
徒歩20分くらいで旧大雲寺境内に到着しました。



水飲堂


お手水には「大雲寺」の名が刻まれていました。


不動の滝。

2本の滝がありました。
沐浴すると霊験があるそうです。

大雲寺は紫式部の母方の曽祖父・藤原文範が建立した寺です。
紫式部も訪ねたことがあったかもしれません。



『「源氏物語ゆかりの地」説明板 No,29 大雲寺 旧境内<北山の「なにがし寺」候補地>』が設置されています。


↑説明板。クリックで拡大します。


冷泉天皇皇后昌子内親王岩倉陵や岩座神社を訪ねたあと、
叡電「岩倉」駅へ歩いて戻り、再び叡電に乗って「鞍馬」駅へと移動しました。

次は鞍馬寺を訪ねます。




■鞍馬寺

 所在地:京都市左京区鞍馬本町
 交 通:叡電「鞍馬」駅下車


叡電「鞍馬」駅で降りて、徒歩3分くらいで
鞍馬寺 山門前に到着します。

山門をくぐり、ケーブルカーには乗らずに歩いて参道を上り
まずは鞍馬寺境内にある由岐神社を訪ねましょう。


途中、「魔王の滝」という滝があります。

「北山のなにがし寺」でいうところの滝を
これに当てはめていいのかわかりませんが想像がふくらみました。



由岐神社をお参りして神社の東側にある
『「源氏物語ゆかりの地」説明板 No,28 鞍馬寺<北山の「なにがし寺」候補地>』をチェック!
(ちょっとわかりづらいところにあります。)


↑説明板。クリックで拡大します。


こののち”鞍馬のつづら折り”を味わいながら上っていきました。



本殿金堂に到着。

鞍馬寺では、A4サイズの冊子
『源氏物語』若紫巻の舞台としての鞍馬寺と與謝野晶子源氏展ー日本の心を求めてー」
販売されていたので購入♪

読み応えのある一冊です。






 お得なきっぷ!叡電1日乗車券『えぇきっぷ』

今回、旧大雲寺境内と鞍馬寺を訪ねるにあたって
叡電1日乗車券『えぇきっぷ』を利用しました。

叡山電車が一日乗り降り自由になります。
さらに、沿線の約40か所で利用できる優待特典も付いたお得な乗車券です。



このブログ記事内では触れませんでしたが
旧大雲寺境内の近くにある実相院も同日に訪ねました。

今回、叡電1日乗車券『えぇきっぷ』を提示することで
実相院の拝観料や鞍馬寺の愛山費、
鞍馬寺山門前にある飲食店で優待特典を
受けることができました。


但し、叡電1日乗車券『えぇきっぷ』
販売されている場所は限られているので、
事前に叡電のサイトを確認されるのをオススメします。

 ※叡山電車
 ⇒ http://eizandensha.co.jp/
 ⇒ http://eizandensha.co.jp/guide/ticket/good-value-eiden/





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