釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

5月1日 強い西風

2017年05月01日 | 日記
西風も余り強すぎると、釣りにならない。


朝起きた時に、ベランダのシンビジュームの葉が風に揺れていた。

「あれ、何で風が吹いてるの?」

夕べは出ていなかった強風注意報が、朝になって出ていた。

港で、横田さんも「風が有りますね」と、風を気にしていた。

兎に角、船を出してみよう。

赤灯台を出る頃には、港内で白波が立ち始めていた。

西風が強風になって、白波を起こしている。



「風が強すぎるね」

暫く、島陰で竿を出すことにした。

西風に押されて、東方向に流れていく。

アタリが来た。





上がってきたのは、イトヨリ鯛。

良型のイトヨリ鯛だ。

「最初の引きは、真鯛を想像しましたね」と、横田さん。

二流し目に入って、直ぐにアタリが来た。

竿先を叩く、鯛独特のアタリ。

「今度こそ、真鯛かもね」



上がってきたのは、良型のチダイだった。

「鯛ですから、嬉しいですよ」

弱まる気配のない、西風の中でまずまずの出足かな…。

同じ処を流していても、始まらないと思い、ポイントを変える。

しかし、ベイトが映っても、アタリに繋がらない。

1時間ほど、流し続けていると「あれ、風が少し弱まってきたかな」

「そうですね。弱まってきた感じですね」

「じゃ、沖のポイントに行ってみましょう」

船を東に向けて、走らせる。

沖は以外と風が穏やかで、着底も取りやすい。

潮は、緩い上り潮の様だ。

ベイトが海底付近に集まっていて、なかなか上には浮いてこない。

海底付近を丁寧に攻めていくと、横田さんにアタリ。



「最初は走りましたけど、ただ重いだけに変わりました」



上がってきたのは、アヤメカサゴ。

「良い型ですよ。美味しい魚ですよ」

「そうですね。嬉しいです」

一緒に竿を出していた私には、ガンゾウヒラメが来た。

「これも、身を丸くするから、引き上げるときは重いよね」

せっかくの釣果でもあるので、横田さんのクーラーに。

しかし、その後のアタリが続かない。

「ポイントを変えようか」

船を走らせていると「あれは、何ですかね」

横田さんが、東方向の沖合を指さしている。

見ると、何かの大きなナブラが出来ている。

「ナブラだ。行くよ!」

船を左に旋回して、ナブラの潮上に急行する。

横田さんが、キャスティングの準備。

まだ、ナブラの波紋がある。

「投げて、船の左前方よ」



横田さんが、軽めのジグを投げる。

2度、3度と投げるが当たらない。

「間に合わなかったか…」

波間に波紋はあったのだが、船を走らせたのだが…残念。

移動したポイントでは、再び西風が強く吹いてきた。

「今日は、帰りましょうか」

予想外の、朝からの西の強風に翻弄された釣りだった。