ジャン・アレチボルトの冒険

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乃木坂の風 10Mar14 ~ 始まった生駒里奈の「留学」、運営批判をファン批判にすり替える「情報操作」

2014-03-10 16:00:00 | 芸能
「交換留学」へ向けた動きが始まってしまいました。

松井玲奈が乃木坂46の勉強を始めたとコメントし、「生駒ちゃんは私が守る」というメールを渡辺麻友が送ったことが明かされ、「組閣前夜に秋元先生から電話が掛かってきた」という生駒里奈の発言が流れる。

こういった話が同時に出てくるのは、偶然ではなく、AKB運営の「情報操作」だと思います。

「組閣」直後、急激に高まった反対論がやや沈静化してきたのを見て、メンバーの前向きな発言を、いくつかの裏話と併せて流す。

そして、「兼任」はもう決まったことで、メンバーが動き出しているのに、ファンが反対するのはおかしいという雰囲気を作り、話を前に進めていく。

まあ、やり口が見え見えです(笑)。

しかも、「兼任」や「移籍」を強行した運営にこそ問題があるのに、「留学」へ向けて一生懸命に頑張る松井玲奈を、受け入れようとしない乃木坂ファンが問題、といった「論理のすり替え」が平然と行われています。

運営に対する批判を、乃木坂ファンへの批判にすり替えようとする手法、見ていてあまり気持ちの良いものじゃないですね(笑)。


「松井玲奈は一生懸命に乃木坂46の勉強をしている」という情報は、「兼任」に抵抗感を持つ乃木坂ファンの心理を揺さぶり、「交換留学」に反対しにくくする効果があります。

しかし、それでも反対すると、「冷たい」「頑固」という的外れな批判が、的を外さず乃木坂ファンに向かってくるわけです(笑)。

一方、AKB48のファンは、「兼任」や「移籍」に慣れているのか、生駒里奈のチームB「留学」に対しても反対の声は少ないようです。

そのため、「生駒里奈は一生懸命にAKB48の勉強をしている」という情報は流す必要がなく、実際には、生駒ちゃんも勉強していると思いますが、ほとんど話題になっていません。

「交換留学」を進めるという意図の下で、情報が流されているので、本来あるべき対称性を欠いた形で、片方の情報だけが強調されて広まっているのだと思います。


AKBや乃木坂の運営は、何をやっても、メンバーとファンは付いて来るという「驕り」があるようで、最初の反発さえ収まれば、ちょっとした「情報操作」で、徐々に受け入れられていくと考えているのでしょう。

しかし、反発も何も、AKB48グループも乃木坂46も、すでに少なくない数のファンが離れてしまった可能性が高く、もちろん、グループのアイデンティティを見えなくする「組閣」で、新規ファンを呼び寄せられる筈もありません。

さらに、「支店」では、研究生を中心に多くのメンバーがグループを卒業する流れが止まらなくなっているようで、今回の「組閣」によって、それが加速していくのは間違いないでしょう。

もちろん、新規メンバーを、募集、選考によって見つけるのは大変なことで、既存メンバーの卒業ラッシュは、主要メンバーの「兼任」と共に、グループに致命的なマイナスを与える可能性が高い。

脆弱な二軍と出場回数の限られた主力が支える一軍チームのように、ポテンシャルの低下は不可避だと思います。


以前述べた通り、松井玲奈がステージ上で乃木坂とコラボしたり、「乃木坂って、どこ?」にゲストとして出る程度の「交流」であれば、むしろ良いことだと思いますが、選抜入りしたり、アンダー入りするなど、本来、1期2期の乃木坂メンバーが占めるべき枠に入るとなると、これはもう「乃木坂の改変」なので、私も乃木坂ファンを辞めるつもりです。

もちろん、AKB48グループのCDを買う気は一切ないし、乃木坂の8枚目「気づいたら片想い」も、初回限定盤を全タイプ揃えるかどうかは、「交換留学」の動きを見ながら判断しようと思っています。

初回限定盤はすべてのタイプに、表題、共通カップリングと同じ曲が入っていて、全部揃えると、重複して曲を買うという無駄が出てしまいます。

また、無料公開MVとダウンロードがあるのだから、1枚も買わなくても曲を聴けて、それで十分なんですが、これまでは乃木坂46に対する自分なりの応援のつもりで、全種類予約購入してきました。

しかし、乃木坂が「48」化するのだとすれば、もう「箱」としては応援出来ないので、CD購入も考え直さざるを得なくなります。

昨日流れた「情報」を見ていると、どうやらAKBと乃木坂の運営は、「交流」を越えて、かなりがっつりした「人事異動」に踏む込むことを考えているようで、ショックを受けました。

乃木坂を応援する思いを、自分で断ちたくはないけど、運営がファンの気持ちを考えない以上、しょうがないので、8枚目については予約購入を止めて、しばらく成り行きを見守ることにします。


ところで、あまり話題になっていませんが、AKB48の35枚目「前しか向かねえ」のセールスに関して、「歴史的」と言っていいほど厳しい数字が出始めています。

ダウンロードランキングは、iTunes Storeもレコチョクも、発売前後のランキングは、10位を少し上回るあたりで、ミュージックステーションへの出演があると、翌日だけ5位を少し上回り、その後、すぐに下がる感じでした。

そして、現在、発売2週目に入って、iTunes Storeでは30位あたり、レコチョクでは15位くらいです。

つまり、このまま行くと、ほとんどベスト3入りせずに、終わってしまう可能性が高くなっています。

一方、有線ランキングは、発売の2週前に、128位で初登場ランクイン、翌週110位、そして発売週は60位。

前作である34枚目「鈴懸の木の道で(以下略)」は最高順位が43位に終わり、21枚目から33枚目まで、約2年半、13作連続で6位以内に入っていた近年のAKB48シングル表題曲の中で、異例に芳しくない成績となってしまいました。

35枚目「前しか向かねえ」は、「鈴懸の木の道で(以下略)」と同じく、立ち上がりが非常に重くて、このままの勢いだと、6位以内どころか、20位以内に入らないことも十分に考えられます。

「鈴懸の木の道で(以下略)」を歌ったのは、じゃんけん選抜で、一般知名度の比較的低いメンバーによる選抜だったので、まだショックは少ないですが、「前しか向かねえ」は大島優子がセンターを務め、AKB48の人気メンバーが集まった選抜で、しかも大島優子の卒業曲です。

その曲が、有線ランキングの最高順位で20位を切るとなると、AKB48の一般人気の低落は決定的となり、メディアで指摘されている「ピークアウト」説を裏付ける強力な証拠になってしまいます。

今週の金曜日に、「前しか向かねえ」の発売2週目の有線ランキングが発表され、順位変動の大勢が判明すると思います。

もし、ここで芳しくない数字が出て来たら、2014年3月は、AKB48にとって、歴史的なターニングポイントになるかもしれません。


一方、乃木坂46の8枚目「気づいたら片想い」は、個別握手会の第5次応募が終了して、明後日、12日水曜日から第6次応募が始まります。

これまでに分かっている第4次までの完売状況を分析すると、個別によるCDセールスは、「バレッタ」ほど勢いがなく、シミュレーション計算によると、現在、前作同次応募後と比べて、7万枚弱ほど低い売り上げと推測されます。

そして水曜日に、第5次終了後の完売表が判明するので、「気づいたら片想い」の初動売り上げ枚数のおおよその見込みが出ると思います。

ここで思い切った積み上げがなければ、個別握手会による発売第1週の売り上げは、「バレッタ」を下回る可能性が濃厚になってきますが、「組閣」でファンが購入枚数を増やすとも思えないので、見通しとしては厳しいです。

また、私のようなライトファンの動向が関わってくる初回限定盤のセールスも、「組閣」によってマイナスの影響を受けるのは間違いない筈で、今のところ、売り上げが伸びる要因はほとんど見当たりません。

従って、個別と一般流通を併せたオリコンの初動売り上げは、前作割れする可能性が高まっていて、もしそうなれば、乃木坂史上、初めての出来事になります。


このように、今週の水曜日と金曜日は、「気づいたら片想い」第5次後の完売表と「前しか向かねえ」の有線ランキングが判明する重要な日で、出てくる数字に注目しているのですが、いづれも見通しは極めて厳しいです。

AKB48も乃木坂46も、いま最も困難な時期に差し掛かっていて、本当ならば、事態を乗り切るために、ファン、メンバー、運営が心を合わせなきゃいけないのに、「組閣」が強行され、みんなの心がバラバラになって、より一層、困難な状況を作り出してしまっています。

ファンやメンバーの結束を壊すだけの「組閣」を、事前に批判が強かったにも関わらず強行し、その後当然起こる批判に対しては、小手先の「情報操作」でお茶を濁すだけで、ファンの声に真摯に耳を傾けようとしない。

しかも、本当に始まっている深刻な人気低迷に対しては、正面から向き合わない。

AKB運営と乃木坂運営の能力のなさには、心底、腹が立ちますが、歴史は繰り返すと言うべきなのか、状況は2002年の「ハロマゲドン」にますます似てきました。

グループの中心メンバーの卒業、周辺グループを巻き込んだ大規模な人事異動、それらを巡るファン同士の対立、そしてファンとメンバーの葛藤。

こんなものに二回も巻き込まれるなんて、私は、よほど「アイドル運」がないんでしょうか(笑)。

ところで、今度、家入レオのライブに行ってきます。

こういうときは、素晴らしい歌声を聴くのが一番です。

しかも、家入さんなら、「選抜落ち」や「交換留学」を心配せずに、心静かに応援出来ますから(笑)。


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# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています

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