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中村の1位指名を公表

2017年10月15日 22時53分07秒 | オフシーズン
 昨日、球団事務所でスカウト会議が行われ、今秋のドラフト会議で広陵の中村捕手を1位指名することを決定して公表しました。
 松田オーナーは、決定した理由について、肩の強さと打撃でのインサイドのさばきの上手さ挙げており、話題の打撃だけでなく攻守両面で高い潜在能力を持っている点を挙げました。
 また、事前に1位指名を公表のは、14年の有原以来で、他球団の指名を回避させる狙いもあるとのことです。

 スカウト会議は、来季に向けた戦力整備か、数年先の将来を見据えた補強のどちらにするのか迷ったようです。リーグ3連覇を狙うのであれば、社会人の即戦力投手を獲得して今季不安定だった投手陣を整備するべきでしたが、現有戦力の分析をしたところ、将来のチーム作りを選んだようです。


 中村は、打撃だけでなく走攻守全てが高いレベルで揃っており、カープのプレースタイルとも合致していることから、清宮の1位指名回避を早々に公表した時点で、地元出身の中村を指名するという予想はついていましたが、これほど早く指名を決めて、公表するとは思っていませんでした。

 この決定については、良かったとは思いますが、ひとつ気になるのは、昨年のドラフトで坂倉を獲得しており、今季はルーキーながら1軍にも昇格して、初安打初打点を挙げており、更にはファーム選手権では決勝3ランを放つなど、将来の正捕手になる逸材と思っています。球団では、2人が競い合って互いに大きく成長してほしいと考えているようですが、さすがに1年違いで捕手の好素材が揃うのはもったいない気がします。
 もし中村を獲得できた場合には、当面は捕手として坂倉とともに育てていきますが、将来的にはどちらかをコンバートして、2人の好打者を打線の軸に据えた強力打線を構築していくことも視野にいれているのかもしれません。
 そこまで想定しているのであれば、この決定は素晴らしいと思います。

 あとは他球団が中村の指名を回避してくれることを願うだけですね。
 
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