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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

異常気象・異常気性

2014-06-09 08:26:08 | 日記
 これから雨の季節に入る。異常気象が当たり前になってしまった今日、梅雨と呼ぶにはあまりに多くの雨が局所的に降る。それが7月の終わりぐらいまで長く続く。このままでは「しとしと」と降る雨、などという表現はいずれ忘れられてしまうだろう。降ればどしゃ降りである。まあこんなもんで大丈夫だろうとその昔のオリンピック前に突貫工事で作られた下水などの水路は今の豪雨に耐えられない。降った雨を収容しきれずに溢れて道路が川になる。崖は崩れる、橋は流される、ちょっと警戒を怠っていたばっかりに大惨事になってしまった、という地域も現れる。

 この異常気象の原因となった長期的で世界的な変化は、果たして気象にだけ影響しているのだろうか。特にここで話題にしたいのは気象でなく気性の方だ。降ればどしゃ降りの構図は、気象だけでなく生物、特に人間にも同じような影響として現れているのではないかと最近強く思うようになった。

 尖閣諸島の問題で中国でデモが起きたと思ったら、すぐに暴徒となり破壊の限りを尽くすほどになった事例がある。その後のウクライナやベトナム、タイなどで、集まった人々が急に爆発してしまう光景を何度も見てきた。集団にならず個人でいる場合にも、明確な原因がわからぬまま、ある時いきなり自動車を暴走させてしまったり刃物を持って人を切りつけたりする事件が日常化しているように見える。どしゃ降りになるようにカッとくる気分を抑えられない人が増えているように思えてならない。

 各業界で「うつ」と診断される人が異様に増加していることも底辺に共通な何かがありそうな気もしている。健康な脳の機能を阻害する原因となる何かが他の生物にも人間にもじわじわと影響を与えているのではないだろうか。そうであれば、異常気象と呼ばれる以前の穏やかな気候を取り戻すための努力は、人類を始め、地球に暮らす生き物たちの多くが本来持っていた健康を取り戻す活動に通じる。病的な未来に突き進む競争をやめて健康的な世界を取り戻すための共同作業を始めたい。

 しかし、機能が一部阻害されてしまった脳には、相手を思いやり尊重して国境を超えた共同作業を期待するのは無理かもしれず、そこが恐ろしい。出来る限り敵意を煽る言動を良しとせず、人を大切にするストーリーと常に接していられる環境作りが必要だろう。まだ十分に健康的な脳がそう思わせている人も多数いるはずだ。刑事物のテレビドラマが軒並み視聴率を落とし、忙しい中でもふっと温かいものを注ぎこんでくれるNHKの朝ドラなどが好視聴率を稼いでいるのはそんな理由もあるかもしれない。『アナ雪』で人気の、映画を見ながらみんなで歌おうと言う企画も心の健康増進には悪くない。
 
 世界中のあちこちで民族と国、国と国が自分たちこそ正しい、自分達の領土は断固守ると語気荒く主張する光景が日々増加している。降ればどしゃ降りになってしまう前に、溜まったエネルギーは団結して地球の健康を取り戻す活動に向けられるように考えて行きたい。(三)


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株式会社ジェイエスピー
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