泉飛鳥塾

「古(いにしえ)の都・飛鳥」の原風景と共に、小さな旅で出会った風景等を紹介したいと思います!

飛鳥の 「彼岸花のある風景」

2018年09月29日 20時33分51秒 | 散歩

奈良県明日香村稲渕地区を中心に行われた「彼岸花祭り」(9月22日・9月23日)も、天候が心配されましたが無事終了しました。稲渕地区は、県下有数の彼岸花の名所でも知られ、当日も多くの方が来られていました。

今回は、飛鳥の「彼岸花のある風景」を紹介したいと思います。

彼岸花は、文字通り秋のお彼岸前後に見頃時期を迎える素敵な花です。日本では秋の花として親しまれる彼岸花は、別名「リコリスや曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」とも呼ばれ、日本特有の「彼岸」の時期に咲く花として知られています。

明日香村においても、9月の中旬ころから村内のあちらこちらで彼岸花を見ることが出来ました。現在は、彼岸花はほぼ終わりに近づいていますが、山ての奥飛鳥に行くとまだ見ることが出来ます。

今回は、飛鳥で好きな彼岸花のスポットを紹介したいと思います。

棚田百選にも選ばれている「稲渕地区」・都塚古墳のある「坂田地区」・「細川谷」周辺・「檜前(ひのくま」周辺・「豊浦」地区・「橘寺」地区等で彼岸花を見ることが出来ますが、今年は、特に飛鳥寺周辺の彼岸花が綺麗でした。

のどかな里山を散策しながら、彼岸花と稲穂がゆれる棚田を楽しむのもいいものですね。昔懐かしい日本の秋の風景が、この明日香村にまだ数多く残っていますよ!


                              
    

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「飛鳥光の回廊・2018」

2018年09月24日 20時27分38秒 | 散歩

明日香村内が光に包まれる「飛鳥光の回廊」が、明日香村において9月22日(土)・23日(日)18時より開催されました。

今回は、「飛鳥光の回廊・2018」の様子を紹介したいと思います。

天候が心配されましたが、9月22日(土)・23日(日)とも「古の都・飛鳥」がろうそくの優しい灯りに包まれました。
飛鳥寺・岡寺・石舞台古墳などがライトアップされ、ろうそくの光の回廊で繋がれました。幻想的なイルミネーションに彩られた飛鳥の秋夜を、多くの方が各場所において楽しまれていました。

今年は、飛鳥寺・岡寺の光の回廊を見にいきました。

飛鳥寺では、地元劇団「時空」さんによる寸劇が行われました。いつもは閉まっている本堂の扉が開けられた飛鳥大仏の前で、日本最初の本格的な寺院である「飛鳥寺」を造営するという内容の劇でした。

実際の場所で行われた寸劇は、短い時間でしたが、とても分かりやすい面白い寸劇でした。

岡寺では、大変多くの方が参拝に来られていました。和傘・ロウソクの光と共に、ライトアップされた三重塔の景色はとても幻想的でした。

他の所では、幻想的なイルミネーションに彩られた中、雅楽や琴と尺八の演奏などが行われていました。今年も飛鳥の秋夜を、充分楽しむことが出来ました!

                         

 

 

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「彼岸花祭り&飛鳥光の回廊・2018 」

2018年09月21日 15時16分36秒 | 散歩

真っ赤に咲き誇る彼岸花を愛でる「彼岸花祭り」と明日香村内が光に包まれる「飛鳥光の回廊」が、明日香村において9月22日(土)・23日(日)に同時開催されます。

今回は、「彼岸花祭り&飛鳥光の回廊2018」について紹介したいと思います。

「彼岸花祭り」は、9月22日(土)・23日(日) 10:00~16:00 ●場所:明日香村稲渕地区及び国営飛鳥歴史公園石舞台地区です。

「飛鳥光の回廊」は、9月22日(土)・23日(日) 18:00~21:00 ●場所:明日香村内各所です。

「彼岸花祭り」の中心になる稲渕の棚田には、近鉄飛鳥駅から稲渕・石舞台駐車場から稲渕を結ぶシャトルバスが運航されます。この日は、多くの方が来られ大渋滞になりますので石舞台駐車場から歩くか、シャトルバスをお薦めします。

稲渕地区の案山子ロードでは、満開の彼岸花を背景に「案山子コンテスト」が行われます。今年のテーマは、「日本の童謡」です。日本の原風景とも言われる稲渕の棚田に、多くの案山子が展示してあります。

事前に見てきましたので、紹介したいと思います。

彼岸花は、明日香村内どこも満開です。また、「案山子ロード」の案山子も力作揃いでした。はたして今年は、どの案山子が最優勝に輝くのか楽しみです。

案山子は、しばらくの間展示されていますので、秋の飛鳥を楽しんで下さい。

ただ心配なのは天気です。雨天時は、中止になることがありますが、自然麗しき飛鳥の秋の2日間、日中は輝く「彼岸花と案山子」を、夕刻からは優しい「蝋燭の灯り」の煌めきを楽しみたいと思います!

                          

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劇団「時空」さんによる「黎明645 ~時空を超えた入鹿の旅」

2018年09月19日 09時07分32秒 | 散歩

2018年9月16日に明日香村の国営飛鳥歴史公園石舞台地区「 あすか風舞台」において、午後18時30分から地元劇団「時空」さんによる万葉人シリーズ第18弾「黎明645 ~時空を超えた入鹿の旅」が上演されました。

今回は、劇団「時空」さんによる「黎明645 ~時空を超えた入鹿の旅」の様子を紹介したいと思います。

明日香村を拠点に古代史をテーマにしたオリジナル劇を続けている「あすか劇団『時空』」は、16日午後18時半から国営飛鳥歴史公園石舞台地区「あすか風舞台」で、劇団設立20周年記念の劇が上演されました。今回の演目は、645年の「乙巳(いつし)の変」(大化の改新)にちなんだ「黎明(れいめい)645~時空を超えた入鹿の旅」です。

今回の記念の劇は、演劇の練習中に石造物「亀石」から蘇我入鹿が現れ、飛鳥時代へとタイムスリップする劇です。実質的な権力者として政権を動かしてきた蘇我入鹿は、645年に起きた「乙巳の変」により、中大兄皇子らによって殺されてしまいます。そして「大化改新」へと国の仕組みが大きく変わっていきました。その時代にヒントを得た「時空」の1時間30分の創作劇です。

毎年、この時期の「時空」さんの劇を楽しみにしています。今年も、多くの方が石舞台地区「 あすか風舞台」に集まり楽しんでおられました。秋風が心地良い月あかりの中、とても面白い「時空」さんの劇に堪能しました。飛鳥ならではの、ひと時でした!

                         

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藤原宮大極殿院の発掘調査(第198次調査)「現地説明会(大極殿院北門跡等)」

2018年09月16日 16時34分55秒 | 歴史

奈良県橿原市高殿において、9月15日の13時30分より藤原宮大極殿院の発掘調査の現地説明会が行われました。

今回は、藤原宮大極殿院の発掘調査(第198次調査)「現地説明会(大極殿院北門跡等)」の様子を紹介したいと思います。

藤原宮大極殿院北門の跡が見つかったとのニュースを聞き、ひとめでも見たいと思い行ったのですが、残念ながらこの日別件があって遅れて行きました。

着いたときは、丁度説明会が終わり片付けの準備をされていました。

せっかくなので、近くにおられた学芸員の方に北門跡等のことをお聞きすると、とても丁寧に説明をしていただきました。

今回の発掘調査では、北面回廊の所で礎石据付痕跡12間分(23基)が検出され礎石はすべて抜き取られていましたが、礎石を据えるための穴と根石が残存していました。柱間の寸法は、桁行約4,1m(14尺)・梁行約2,9m(10尺)ですが、藤原宮の中軸線が通る中央間のは16尺となっています。北門は、中央間を他より2尺広げて出入り口としたようです。他にも、藤原宮造営以前の遺構や排水溝等新たな発見があったようです。

今回の発掘調査でわかったことは、これまで不明確であった北門の存在や北面回廊の構造が明らかになり、大極殿院全体が綿密な設計と高度な測量技術のもとに造営されたことが裏付けされたとのことでした。

思ったよりやや小さめの北門跡(最後から2枚目の写真で、人が立っている付近が北門跡です)でしたが、1300年程前に天皇が内裏からこの門を通って大極殿に行ったかと思うだけでも、ワクワクする瞬間でした!

                        

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