泉飛鳥塾

「古(いにしえ)の都・飛鳥」の原風景と共に、小さな旅で出会った風景等を紹介したいと思います!

飛鳥の春「新緑とレンゲ草・2021」

2021年04月28日 11時46分13秒 | 散歩

奈良県明日香村は、今どこに行っても新緑とレンゲ草が見られます。 

今回は、飛鳥の春「新緑とレンゲ草・2021」を紹介したいと思います。

今回紹介するのは、「奥飛鳥(稲淵地区)」の新緑や「飛鳥寺」周辺のレンゲ畑の風景を紹介したいと思います。

「奥飛鳥」は、奈良県高市郡明日香村の大字「稲淵(いなぶち)」・「栢森(かやのもり)」・「入谷(にゅうだに)」の三集落周辺を指します。

飛鳥川上流域において展開される地形に即して営まれてきた居住の在り方と、農業を中心とした生業の在り方を表す「奥飛鳥」の文化的景観が、「国の重要文化的景観」に選定されています。

「日本の原風景」が色濃く残る飛鳥地域の中でも、特に「奥飛鳥」地区の景色は、とても懐かしさを感じさせられるところです。今は、新緑と山藤がとても綺麗です。

また、レンゲ畑が綺麗な場所は「飛鳥寺」周辺・「水落・石神遺跡」周辺等がお薦めです。

新緑に包まれ、レンゲ草が咲いているなかヒバリの声を聞きながらの散策は、とても癒されます!

                            

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飛鳥時代の古道「山田道を巡る」(最終回)

2021年04月24日 15時55分00秒 | 歴史

前回、明日香村文化協会主催の現地講座第2回目、「江戸期のお伊勢参りで通った道を巡る」(2)を紹介しました。

今回は、飛鳥時代の古道「山田道を巡る」(最終回)の様子を紹介したいと思います。

いよいよ、飛鳥の「古い道と遺跡を考える」も最終回となりました。最終回は、飛鳥時代の古道「山田道を巡る」というテーマで、飛鳥時代の古道「山田道」沿いにある「山田寺」(奈良県桜井市)をスタートに、「山田道」を巡りながら終点である「石神遺跡」(明日香村埋蔵文化財展示室)まで、約3時間半程かけて歴史散策を行いました。

(行程)

山田寺ー弘計(おけい)皇子神社ー道標ー八釣マキト古墳ー竹田遺跡(新田部皇子の邸宅跡?)・東山カタバリ遺跡(飛鳥寺の屋根飾の破片)ー新山田道・道標ー飛鳥城(中世の城)-竹田道・道標-狂心渠(たぶれごころのみぞ)跡(中の川)ー古山田道-小墾田(おはりだ)宮推定地ー石神遺跡(明日香村埋蔵文化財展示室)

飛鳥時代の古道である「山田道」は、7世紀前半に造られた「古山田道」と7世紀中半に造られた「新山田道」があり、今回は「古山田道」を主に巡りました。この道は、608年に隋の使者「裴世清」が「小墾田(おはりだ)宮」に行くため、通ったと思われる道です。途中に色々な、遺跡や道標等があり明日香村の文化財課の専門家による解説を聞きながら歴史散策を行いました。

今回、明日香村文化協会主催の現地講座である、飛鳥の「古い道と遺跡を考える」を通して、古代・中世の「飛鳥」のことを、とても詳しい資料のもと色々なことを知ることができました。

それにしても、毎日のように散策している所が、約1400年前の道だったなんて思いもしませんでした!

                          

 

 

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シャクナゲと牡丹が見頃の「岡寺・2021」

2021年04月19日 14時50分30秒 | 散歩

奈良県明日香村岡にある「岡寺」は、村の東にある岡山の中腹に位置しています。岡寺の創建は寺伝によるとおよそ1300年前、天智天皇の勅願によって義淵僧正が建立されました。岡寺は別名“花の寺”とも呼ばれ四季折々の花や紅葉が見事です。今は、シャクナゲと牡丹が見頃となっています。

今回は、シャクナゲと牡丹が見頃の「岡寺・2021」を紹介したいと思います。

現在「岡寺」は山の中腹に、江戸時代の書院(重要文化財)や仁王門(重要文化財)・本堂が佇みます。本尊は、天平時代作で女性の厄除け観音として信仰を集めている如意輪観音坐像(重要文化財)です。像高4.6mでわが国最大の塑像です。西国三十三カ所観音霊場第7番札所でもあります。

このお寺は、かって「義淵僧正」が悪さをしていた龍を封じ込めたとされる池「龍蓋池」が、本堂の前にあり、やくよけ信仰の所以のひとつとも言われています。そのため、寺号を「龍蓋寺(りゅうがいじ)」といいます。

 境内には約3,000株ものシャクナゲが植えられており、あざやかなピンクが境内を彩ります。重要文化財の仁王門周辺、本堂へと続く階段、本堂周辺など、たくさんのシャクナゲが参拝者を出迎えます。特に奥の院参道『石楠花の道』は両脇の斜面一面にシャクナゲがあり、シャクナゲに囲まれながら参道をおまいりができます。今年は、例年より早くシャクナゲや牡丹の花が見頃になっていました。

新緑を背景にしたシャクナゲは、とても綺麗でした!

                                          

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入江泰吉の眼を歩く「飛鳥の里」

2021年04月17日 10時57分06秒 | 散歩

「奈良大和路」を愛した奈良出身の「入江泰吉」は、戦後日本を代表する写真家です。半世紀にわたり、「奈良大和路」の風物を撮り続け、仏像や古寺の風景を叙情豊かに追い求めた写真家です。「飛鳥の里」にも、何度も足を運んだようです。

今回は、入江泰吉の眼を歩く「飛鳥の里」の様子を紹介したいと思います。

入江泰吉が、実際に「飛鳥の里」を撮った場所を、入江泰吉記念奈良市写真美術館の学芸員さんが案内をするという現地講座に参加してきました。実際に「入江」が三脚を立てた場所で、実際に撮った写真のコピーなども使って解説が行われました。

今回のブログで紹介している写真は、約60年程前に「入江」が三脚を立てた場所とほぼ同じ場所で撮った写真です。

◆行程

近鉄飛鳥駅前 集合(10時10分)⇒欽明天皇陵(猿石)⇒鬼の雪隠・俎板⇒天武・持統天皇陵⇒⇒亀石⇒橘寺(昼休憩)⇒川原寺跡⇒飛鳥宮跡⇒大原の里⇒万葉文化館・解散(15時)

「飛鳥の里」を三脚を使って撮った風景は、主に1950年台でモノクロームの風景写真でした。

「入江」は、飛鳥を取材した当初「一体何をどのように写すべきか、その手掛かりさえ掴めず迷いに迷ったのである。古人がまほろばと讃えた飛鳥の地であるが、その古京に栄えた形ある文化は滅んで、今は遺構や遺跡が草むらにあるいはコンクリートに埋もれてしまっている。それらを取り囲む穏やかな自然は、今もいきいきと生き続けている。いわゆる、山紫永明的な景勝とはいえないにしても、まほろばの古京のイメージにふさわしい特有の自然の佇まいは失われていない。」と言っていたそうです。

今回は解説だけでなく、「入江」色々なエピソードも聞くことができました。そのひとつとして、万葉集の撮影である風景を撮る場合イメージを大切にされ、毎日同じ場所に通い詰め黒い雲が沸き始めると急に撮影を再開し、その雲が山の上に来たときにシャッターを切ったとのことです。ただの美しい夕焼けでは、納得が行かなかったのだということです。1枚の写真にかける思いや情熱は、妥協を許さない厳しい姿勢だったとのことです。また撮影時は、昼食は取らず板チョコが昼食代わりだったそうです。

「入江」の風景写真には、雨・雪・霧・雲などが効果的に写し込まれることが多く、しっとりとした情感にあふれています。「入江」の「奈良大和路」の風景写真には、何とも言えない味わいのあることがわかるようなきがしました。

今回、「入江」が撮った場所で撮影しました。飛鳥の風景は変わっていないと言われますが、約60年程前の景色は、残念ながら変わっていました。当時の風景は、入江泰吉の原風景「昭和の奈良大和路」や飛鳥資料館「あすかの原風景」で紹介されています。

私も、飛鳥のなんとも懐かしさが残る「原風景」に魅せられて明日香村に住むようになり、毎日のように飛鳥の風景を撮っています。今回の講座は、私にとってとても勉強になりました。今回の講座で学んだことを生かして、日本の原風景が色濃く残る「飛鳥の里」を、これからも撮り続けて紹介したいと思っています!

                

 

 

 

 

 

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やまと花ごよみ「第8回馬見チューリップフェア」

2021年04月12日 20時24分38秒 | 散歩

奈良県北葛城郡河合町にある「奈良県営馬見丘陵公園」において、2021年4月3日(土)~4月11日(日)に今回で第8回目となる「馬見チューリップフェア」が開催されました。

今回は、やまと花ごよみ「第8回馬見チューリップフェア」を紹介したいと思います。

「県営馬見丘陵公園」は、奈良県広陵町と河合町にまたがって広がる公園で無料で入園できます。

春には、約60万株のチューリップや春の花々が見られ、一面に広がる色鮮やかなの花々は、まるでおとぎの国のように美しく色々な花々が咲き誇ります。

なんといっても、約60万株の色々な種類のチューリップは見事でした。

今回、弁当持参で散策してきました。のんびりと、春の1日を過ごすには最適の場所です。

明日香村から車で約40分位の所にある「奈良県営馬見丘陵公園」は、「やまと」の中で私のお気に入りの場所のひとつです!

                        

 

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