泉飛鳥塾

「古(いにしえ)の都・飛鳥」の原風景と共に、小さな旅で出会った風景等を紹介したいと思います!

飛鳥の「大根田集落」散策

2023年08月25日 07時53分29秒 | 散歩
久しぶりに、奈良県明日香村にある「大根田」集落を散策をしましたので、紹介したいと思います。
「大根田」集落は、国の特別史跡である明日香村阿部山にある「キトラ古墳」の丘陵の東に位置しています。檜前からこの辺りは、古代には多くの渡来人が住んだ場所と言われています。       
「大根田(おおねだ)」
「キトラ古墳」がある丘陵のすぐ東に位置しています。
集落の入口には、「大根田」の表示板があります。
「大根田(おおねだ)」の地名は、大字の人の話によると古老から聞いた話では、「大根田(おおねだ)」のオネは尾根の意味であり、大字の周りが山に囲まれ檜前川(ひのくま)の上流の田畑が出来て寺領や藩領となっても、他の産業には縁遠く檜前の集落から分離して農業で身を立てることしか無かった。そこで、明るい未来を期待して尾根の尾を大にして「大根田(おおねだ)」にしたようであると聞いているとのことです。 ※「明日香村の大字に伝わるはなし」より
山の間にある細長い集落を散策していると、田畑や古民家を見ながら散策していると溜池がある場所に到着します。これから先は、山手に向かう道が続いています。
溜池がある場所からの景色は、特に、なにかがあるわけではないですが、まるで時が止まったようなとても静かな風景でした。
ここは観光地ではありませんが、古代からこの風景は変わっていないのだろうなと思いながらののんびりしながらの散策でした!

            
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飛鳥の「夏の風景・2023」(2)

2023年08月19日 16時17分03秒 | 散歩
奈良県明日香村は、昼間は35度位あるのですが朝夕は少しは暑さが和らぐようになってきました。
今回は、飛鳥の「夏の風景・2023」(2)を紹介したいと思います。
この時期は、夏の彩として棚田の稲の緑がとても綺麗です。
入道雲を背景に、風に揺らぐ稲の風景は日本の夏の原風景ですね。
ところで最近、虹を2回見ることができました。
1回目は、夕方のさんぽの途中です。空が少し暗くなり遠くで雷の音がしたと思ったら綺麗な虹を見ることができました。
2回目は、早朝(5時半頃)に朝焼けした空に虹を見ることができました。
虹を見ると、何だかハッピーな気持ちになるのは、私だけでしょうか・・・
また、飛鳥川沿いを歩いていると、「空飛ぶ宝石」と呼ばれているカワセミの姿を見ることができます。
見つけた時、これまたハッピーな気持ちになります・・・
飛鳥を散策していると、色々な出会いがあって楽しいですよ!

           

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飛鳥の水田や畔に残る「古代の足跡」(3)

2023年08月15日 08時53分17秒 | 歴史
奈良県明日香村は、1980年にできた「明日香村特別措置法(明日香法」により明日香村の風土が守られています。
その為、開発にあわず古代からの地形等が残されています。
最終回は、飛鳥の水田や畔に残る「古代の足跡」(3)ということで紹介したいと思います。
5 明日香村島庄にある古代の方形池跡がある水田
・飛鳥時代に築造された一辺42mの方形池で、現在も水田の畔の形状として遺存しています。蘇我馬子の嶋家の池という説もあるようです。
現在、石舞台地区の大きな駐車場(元、高市小学校跡地)は、蘇我馬子の嶋家や草壁皇子の嶋宮と推定されています。この辺りは、縄文時代から中世にかけての複合遺跡で「島庄遺跡」と呼ばれています。

      

6 明日香村阪田にある古代の寺院跡がある水田
・この変形の水田は、古代寺院である「坂田寺」の基壇の一部と考えられています。現在、水田の半分の所に斜めに県道が走っています。
発掘調査の結果、寺域北辺で井戸・池・石垣、中央部で仏堂とそれに取りつく回廊や西回廊外側で大型の掘立柱建物などが発見されています。奈良時代の伽藍のようです。井戸跡の近くには、飛鳥の謎の石と呼ばれている「マラ石」を見ることができます。
この場所には、石碑や解説板が建てられています。仏堂とそれに取りつく回廊等は植木で場所を示しています。

   
  
 
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大和の夏景色「おふさ観音風鈴まつり・2023」

2023年08月11日 05時48分02秒 | 散歩
今回は、大和の夏の景色「おふさ観音風鈴まつり・2023」を紹介したいと思います。
奈良県橿原(かしはら)市にある「おふさ観音」は、江戸時代に土地の娘‟おふさ”さんがお堂を立てて、観音様を奉ったのが起源とされている高野山真言宗のお寺です。
「おふさ観音の風鈴まつり」(7月1日から8月31日)は、暑気払いのお祭りです。
風鈴の起源は「風鐸」といって、古代中国で、寺の軒先に吊り下げた小さい鐘のようなものです。風に揺られて鳴る音で、魔除けになるとされました。
これが日本に仏教伝来と共に伝わり、平安貴族たちが自分の家に吊ったのが風鈴の始まりだそうです。 
今年は、色とりどりのの提灯が使われていて、いつもと違う風景を見ることができました。約2500個もの風鈴が鳴り響き、境内のいたるところに飾られています。
「おふさ観音の風鈴まつり」での楽しみは、もう一つあります。
境内の奥に、かき氷等をたべさせてくれる茶房があります。
風鈴の音を聴きながら食べるかき氷は、風情溢れる「大和の国」の夏を感じさせるひと時です! 

                  
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飛鳥資料館第14回写真コンテスト「飛鳥のくらし」

2023年08月04日 14時49分07秒 | 散歩
奈良県高市郡明日香村奥山にある奈良文化財研究所飛鳥資料館において、「飛鳥のくらし」にまつわる写真の展示があっています。
今回は、奈良文化財研究所飛鳥資料館第14回写真コンテスト「飛鳥のくらし」について紹介したいと思います。
飛鳥で営まれるくらしに関係する風景や物、作業、行事などを撮影した作品の募集が行われ入賞作品や応募された方の作品が展示されています。
第14回写真コンテストでは、「飛鳥のくらし」がテーマです。農作業の風景はもちろん、日常の何気ない光景など、多様な飛鳥のくらし(里のくらし・山里のくらし・山のくらし等)を写し取った作品が展示されています。
飛鳥を歩くと、四季折々のくらしの風景に出会うことができます。田植えの頃は青空を反射した早苗田がすがすがしく、秋には彼岸花が咲き棚田に立ちのぼる野焼きの煙が郷愁を誘います。
今回、飛鳥地域における日本の原風景が色々な視点から撮られていました。とても興味深く見ることができました。
飛鳥に来ていただいて、飛鳥の風景やくらしの魅力にふれてみませんか!
写真展示期間は、7月14日(金)~9月18日(月・祝)です。
来館者による投票期間7月14日(金)~8月20日(日)です。 
来館者投票の最多得票者が従一位となります。 
さて、どの作品が選ばれるのでしょうか、楽しみです!

            
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