itchy1976の日記

当ブログは、読了本の書評・感想とスポーツ、時事問題、日常生活のコラム中心です。TB、コメント、相互リンク依頼大歓迎。

柳井正『一勝九敗』

2013年03月25日 23時58分27秒 | 書評(その他著者)
一勝九敗 (新潮文庫)柳井 正新潮社 今回は、柳井正『一勝九敗』を紹介します。ユニクロ創業から現在までに柳井正氏がどう考えて行動したのかということが書かれてあります。トータルでの成績としては1勝9敗ということですが、結局のところは大きな失敗をせずに失敗を成功につなげたから現在まで会社として生き残ることができるのでしょう。 柳井正という経営者はどちらかといえばスマートな経営者という感じがします。 . . . 本文を読む

三浦しをん『舟を編む』

2013年03月24日 23時21分48秒 | 書評(その他著者)
舟を編む三浦 しをん光文社 今回は、三浦しをん『舟を編む』を紹介します。2012年読者大賞受賞作品です。辞書作りを通して私たちに知らない辞書作りの奥深さが知れたらよかったですが、単なるうんちくレベルで終わっていた感じがしますね。確かによく調べていることは確かなんだろうが、単なるキャラ立ちの小説になり下がった感じも同様にするわけです。 辞書作りに印象が残るというよりは、どちらかというと馬締のキャ . . . 本文を読む

湊かなえ『夜行観覧車』

2013年03月21日 23時54分22秒 | 書評(その他著者)
夜行観覧車 (双葉文庫)湊 かなえ双葉社 今回は、湊かなえ『夜行観覧車』を紹介します。物語としては高級住宅地のひばりヶ丘に住んでいる高橋さんの夫(高橋弘幸)を妻(淳子)が殺したという話です。この後、高橋家の3人の子供と遠藤家の3人の家族、小島さと子がどう感じたかということを描きたいのかなと思います。最終的な結論についてはまあ妥協の範囲でしょうね。真相についてはその家族だけが知っていればいいわけで . . . 本文を読む

池上彰『この社会で戦う君に「知の世界地図」をあげよう 池上彰教授の東工大講義』

2013年03月14日 23時40分59秒 | 書評(その他著者)
この社会で戦う君に「知の世界地図」をあげよう 池上彰教授の東工大講義池上 彰文藝春秋 今回は、池上彰『この社会で戦う君に「知の世界地図」をあげよう 池上彰教授の東工大講義』を紹介します。本書は東京工業大学で教えている「現代社会の歩き方」がもとになっています。東京工業大学の学生に対してリベラルアーツとして社会科学を教えています。 現代社会の重要なトピックについてわかりやすく説明してあります。内容 . . . 本文を読む

水道橋博士『藝人春秋』

2013年03月13日 23時50分22秒 | 書評(その他著者)
藝人春秋水道橋博士文藝春秋 今回は、水道橋博士『藝人春秋』を紹介します。目次を見てみると芸人さんの話が多いですね。水道橋博士さんから見た芸能人の描写はすごくおもしろかったですね。変わり者もいるけどこういう人に対しても温かみのある文章で書かれています。 水道橋博士さんは文章を読んでみると頭がよさそうな感じですね。意外と小難しい言葉を使っていますよね。好きな話は同級生の甲本ヒロトさんとあとがきの児 . . . 本文を読む

内田樹『下流志向』

2013年02月27日 23時10分46秒 | 書評(その他著者)
下流志向〈学ばない子どもたち 働かない若者たち〉 (講談社文庫)内田 樹講談社 今回は、内田樹『下流志向』を紹介します。本書は若者論について書かれたものです。自己責任の結果進んで下流社会に向かっているということなんでしょう。経済合理性により学びや労働から避けるというような行動をとる若者が出てきたようです。それにはどういう背景があるのかということやどうしてこういうことになったのかということを解明し . . . 本文を読む

大前研一 (監修), プレジデント書籍編集部 (編集)『企業参謀ノート[入門編]』

2013年02月23日 23時12分09秒 | 書評(その他著者)
企業参謀ノート[入門編]クリエーター情報なしプレジデント社 今回は、大前研一 (監修), プレジデント書籍編集部 (編集)『企業参謀ノート[入門編]』を紹介します。大前氏の企業参謀という本を読んだことがないのですが、本書の場合はその本の要点を説明しているというよりは、入門編ということからそれにまつわるメンタリティについて説明しているにすぎないような感じですよね。自己啓発本という色彩が強いですかね . . . 本文を読む

7人の特別講義プロジェクト『16歳の教科書~なぜ学び、なにを学ぶのか』

2013年02月22日 23時19分57秒 | 書評(その他著者)
ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書~なぜ学び、なにを学ぶのか~7人の特別講義プロジェクト,金田一 秀穂,鍵本 聡,高濱 正伸,大西 泰斗,竹内 薫,藤原 和博,石井 裕之講談社 今回は、7人の特別講義プロジェクト『16歳の教科書~なぜ学び、なにを学ぶのか』を紹介します。7人の専門家がそれぞれの科目で特別講義をするというものです。それぞれのところを読んでみて興味深いところをつまみ食いすればいいか . . . 本文を読む

藤原和博『35歳の教科書―今から始める戦略的人生計画』

2013年02月06日 23時27分39秒 | 書評(その他著者)
35歳の教科書―今から始める戦略的人生計画藤原 和博幻冬舎メディアコンサルティング 今回は、藤原和博『35歳の教科書―今から始める戦略的人生計画』を紹介します。これからの時代は日本人全体で幸せを感じられることはないですよね。むしろ、人の環境によって幸せの在り方が変わってくることが予想されます。要するに自分なりに幸せについて考えていこうよということでしょうね。 結論としては、変化が激しい社会にな . . . 本文を読む

真保裕一『トライアル』

2013年01月31日 23時58分14秒 | 書評(その他著者)
トライアル (文春文庫)真保 裕一文藝春秋 今回は、真保裕一『トライアル』を紹介します。日本の4大ギャンブルの選手たちにスポットを当てた短編集です。テーマとしては家族について扱っているものが多かったです。特別によかったというわけではなかったですが、それなりによかったなあという印象です。 逆風:競輪。年が離れた兄と選手である弟が再開する。 午後の引き波:競艇。主人公は夫婦で競艇選手である妻で、妻 . . . 本文を読む

近藤史恵『サヴァイヴ』

2013年01月27日 23時26分29秒 | 書評(その他著者)
サヴァイヴ近藤 史恵新潮社 今回は、近藤史恵『サヴァイヴ』を紹介します。6話の短編集です。どちらかというと『サクリファイス』を読んでいたほうがより楽しめるのではないでしょうか。赤城によってエースとしての意識を植え付けられた石尾の成長度合いが3つの短編で見えるのがよかったですね。 老ビブネンの腹の中:白石視点 スピードの果て:伊庭視点 プロトンの中の孤独:赤城視点でみた石尾の話 レミング:赤城視 . . . 本文を読む

相澤理『歴史が面白くなる 東大のディープな日本史』

2013年01月17日 23時57分53秒 | 書評(その他著者)
歴史が面白くなる 東大のディープな日本史相澤 理中経出版 今回は、相澤理『歴史が面白くなる 東大のディープな日本史』を紹介します。東京大学で出題された20題の問題を通して日本史について理解するということでしょう。願わくは私自身に日本史の知識があればもう少し理解できたのかなと思います。 読んでみて面白い問題だなという風には思います。 . . . 本文を読む

池井戸潤『シャイロックの子供たち』

2013年01月09日 23時58分38秒 | 書評(その他著者)
シャイロックの子供たち (文春文庫)池井戸 潤文藝春秋 今回は、池井戸潤『シャイロックの子供たち』を紹介します。東京第一銀行長原支店のバンカー達を舞台とした連作短編ミステリーといってもいいでしょう。最終的にはなんかもやもや感がするのですが、こういう終わり方もありなのかなという印象ですね。江戸川乱歩賞でデビューしているわけだからミステリーも書けるわけなんですね。 現金紛失事件が支店内で起こった。 . . . 本文を読む

森繁和『参謀―落合監督を支えた右腕の「見守る力」』

2012年12月30日 23時15分33秒 | 書評(その他著者)
参謀―落合監督を支えた右腕の「見守る力」森 繁和講談社 今回は、森繁和『参謀―落合監督を支えた右腕の「見守る力」』を紹介します。中日時代の落合監督の参謀として尽力した森繁和氏の書籍です。なぜ中日ドラゴンズが強かったのかということがよくわかりました。コーチは選手たちに教えたいでしょうけど、求められるまで見守ることが必要だということなんでしょうね。簡単に教えすぎるとその人がコーチに頼ってしまうという . . . 本文を読む

竹中平蔵『闘う経済学 未来をつくる[公共政策論]入門』

2012年12月22日 23時08分52秒 | 書評(その他著者)
闘う経済学 未来をつくる[公共政策論]入門竹中 平蔵集英社インターナショナル 今回は、竹中平蔵『闘う経済学 未来をつくる[公共政策論]入門』を紹介します。公共政策論の基礎ということになるでしょうけど、竹中氏が小泉政権に入って苦労したところなども記載があるので読んでいて面白かったですね。机上の経済政策論ではなく生きた経済政策論について語っているような気がしました。経済について少しでも勉強したという . . . 本文を読む