itchy1976の日記

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東野圭吾『嘘をもうひとつだけ』

2006年08月05日 23時19分01秒 | 書評(東野圭吾)
嘘をもうひとつだけ

講談社

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今回は、東野圭吾『嘘をもうひとつだけ』を紹介します。刑事コロンボや古畑任三郎のように、どうやって犯人を自白に追い込むか、どうやって事件の解明を行うかというところに注目されます。犯人たちは、自分のやったことを正当化して嘘をつきます。刑事である加賀恭一郎はその嘘を見破って、真相に迫ります。犯人が発した言葉と起きている事件の物的証拠や状況証拠を見て一歩づつ真実に迫っていきます。相手の矛盾を突くように徐々に追い詰めていきます。

今回は、5編の短編小説だったが、どれも犯人の動機というものは、人間の悲哀をついたもので、なんとなく共感できるものだったと思います。
「嘘をもうひとつだけ」では、嘘を隠すためには、辻褄を合わせるために、大きな嘘をつく必要がある。
「冷たい灼熱」では、本当は、夫が妻の逃げ場所(癒しの場所)にならないといけない。
「第二の希望」では、子供に親が目指したものをかなえてほしいと思うんだろう。子は親の分身じゃないよね。子供の夢を親が押し付けることはやってはいけないよね。
「狂った計算」では、普段から奥さんのことを横暴に扱った夫よりもやさしい中瀬のほうに心がゆらめくのは当然の結果か。奥さんと中瀬で夫を殺す計画を立てた。それは、どうなったかは本書を読んでもらおう。
「友の助言」では、自分は相手に何をしてあげたのだろうか。仕事よりもあたしのほうを大事だと思ってくれているのか。
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6 コメント

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Unknown (ia.)
2009-08-01 02:21:14
こんにちわ。
この作品に登場する加賀恭一郎のファンです。
地味だけどジワリとと犯人を追いつめるところがスリリングですよね。
ラストの話は人間臭さもあって大好きな作品です。
Re:Unknown (itchy1976(当サイト管理人))
2009-08-02 02:27:26
ia様コメントありがとうございます。

確かにおっしゃるとおり、論理でジワリと犯人を追いつめるところがいいですね。

これからもよろしくお願いします。
こんばんは (michi)
2010-08-29 22:34:08
TBありがとうございます。
アメブロで「★試写会中毒★」を書いているmichiと申します。
おうかがいするのが遅くなってしまい失礼いたしました。
アメブロからgooブログさんへのTBが不調で、URLの入力もエラーとなってしまうので、
コメントにて失礼いたします。
私も東野圭吾さんのファンなので、レビュー、参考にさせていただきます。
今後ともよろしくお願いいたします。
Re:こんばんは (itchy1976(当サイト管理人))
2010-08-31 00:20:23
michi様コメントありがとうございます。

>私も東野圭吾さんのファンなので、レビュー、参考にさせていただきます。
→どうぞ参考になさってください。

これからもよろしくお願いします。
Unknown (lazyMiki)
2012-03-08 00:26:17
TBありがとうございました。
こちらからも送らせて頂きます。
Re:Unknown (itchy1976(当サイト管理人))
2012-03-13 00:14:27
lazyMiki様コメントありがとうございます。

めぼしい記事がありましたら、TBを送ってもらってもかまいません。

これからもよろしくお願いします。

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