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松井ゆみ子のアイルランド・キッチン・ダイアリー「アイルランドのイタリアン」

2007-09-24 21:08:47 | 松井ゆみ子のキッチン・ダイアリー
 はじめてアイルランドに来た頃のこと。90年代のはじめでしたが、パスタが食べたいと思っても、信用できるイタリアンレストランは、すごく少なかったと記憶しています。

お店の外観:ウエックスフォード・タウンにある「ラ・ドルチェ・ヴィタ」。
新鮮なサラダがたっぷり添えられた、フィッシュケーキ。
 語学留学でホームステイしていた友人が、茹でたパスタにケチャップがかかってただけという、驚異的な夕飯が出てきたと言っていて、衝撃を受けました。

 アイルランドにおいて、パスタの歴史はほんとうに短いもののようです。
 先日、料理評論家のトム・ドーリー氏が絶賛していたイタリアンレストランに行ってきました。トム・ドーリー氏は、アイリッシュタイムスの土曜日版についてくるマガジンにレストラン紹介を連載していて、愛読しています。10年ほど前、わたしがブラックロックに住んでいた頃、彼は隣の家に住んでいて、よく庭の手入れをしているところを見かけました。挨拶をかわすくらいだったので、きっともう覚えていないでしょうが、またどこかで会えたらいいなとひそかに楽しみにしています。

 さて、くだんのレストランですが、ウエックスフォードの町にあり、メインストリートからはちょっとはずれていますが、すぐに見つかりました。

 La Dolce Vita といって、フェリーニの映画のタイトルと同じという粋な名前です。
 ずいぶん迷って、フィッシュケーキを注文しました。添えられたサラダも新鮮で、すっごく満足。フィッシュケーキも、じゃがいもが多いタイプではなく、魚をほぐし身がたっぷり入っていました。

 うっかり名前を忘れてしまったのですが、デザートにたのんだのは、かためのビスケットを特別なリキュールにひたしながら食べるもの。これはセンセーショナルでした。今度行ったら、絶対また食べたい。そのときは、ちゃんとリキュールの名前をお知らせしますね。

 マークは、この後、ウエックスフォードに住んでいる友人とまた訪れたそうで、デザートのパンナコッタがめちゃめちゃおいしかったと報告。自分はうっかりティラミスを注文し、それもおいしかったけども、友人のところに運ばれたパンナコッタを見て、ひとくち味見したところ、もう彼に返せないほど食べ続けたらしい。怒り出さない寛容な友人に感謝しなくちゃ。

 トム・ドーリー氏は、ランチのおいしい店を積極的に紹介しているところが、ありがたい。ランチをしっかり食べて、夜は軽めという食のスタイルをなるべく心がけているところで、レストランのディナーを遅い時間にしこたま食べるのは、少々つらくなってきているので、外食はランチをターゲットにしています。明るいうちだと写真も撮りやすいし。

 アイルランドを旅されるときは、朝をちょっと控えめにして、ランチを存分に召し上がるとよいと思います。それか、朝をしっかり食べて、夜はアーリーバードといって、夕方5時から7時くらいの間の、ちょっと軽めのメニューもおすすめです。

 3食とろうとすると、1日じゅうお腹いっぱい状態になっちゃうので、アイルランドでは、というよりヨーロッパを旅するときは、1日2食、それもしっかりした食事は1日1回と切り替えることをおすすめします。


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