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松井ゆみ子のアイルランド・キッチン・ダイアリー「秋冬のお菓子、クランブル」

2006-10-02 02:52:41 | 松井ゆみ子のキッチン・ダイアリー
 寒い国ではお菓子も、あたたかいものが喜ばれます。住まいの環境がよくなった現代では、冬でも暖房した部屋でアイスクリームを食べられるようになりましたが、冷え込む夜にそなえて、身体の中から冷やす食べ物をさけるのが賢明です。

旅先で、海沿いにある小さなカフェで食べたクランブル。
 あつあつのカスタードは食後の定番。甘煮のりんごやアップルタルトなどに、とろりとかけて、いただきます。タルト系の焼き菓子は、焼き上がりをすぐに、あるいはつくりおきだったら、オーブンであたためてから食べるのがふつうです。

 簡単につくれるのが、クランブル。バターとお砂糖、小麦粉をそぼろ状にまぜあわせ、果物の上にのせてオーブンで焼いたもの。果物は、りんごやルバーブなど、ちょっと酸味のあるものが合うみたい。プラムやベリー系のものもいいです。ちょっとかためのプラムとパッションフルーツのクランブルは好評でした。

 クランブルにする小麦粉はなんでもOKですが、最近私は、オーツとスペルト小麦を半々にしたり、砂糖のかわりにハチミツをつかったり、シナモンや木の実をまぜたりと、工夫をしてみます。

 大きなキャセロール鍋にたくさんつくって、お皿に好きなだけとりわけながら、いただくのですが、ホイップしたクリームをちょっとのせるのが好まれます。

 たまに朝ごはんがわりにすることがあって、そのときはヨーグルトをのせたりします。あたためて食べるのが原則ですけど、シリアルっぽく冷たいまま食べちゃうことも実はときどき、あったりして。

 つくりかたは、ほんとうに簡単。分量もあくまで目安ですが、4人分で、バター50g、小麦粉100g、砂糖50g。

 小麦粉と砂糖をまぜあわせ、バターを加えてそぼろ状にします。細かく砂のようにしてもいいし、ざっくりとダマダマにしても大丈夫。

 キャセロール鍋か、タルト型にりんごなどの果物を適当に刻んでしきつめ、上から砂糖がハチミツをこれも適量ふりかけておきます。シナモンなどのスパイスをふってもいいですし、ブランデーなどをふりかけるのもいいですね。

 で、そぼろにしたクランブルで果物をおおいます。180℃に熱したオーブンで30分ほど焼いたらできあがり。クランブルがほのかに色づき、果物がやわらかく、ジューシーになっていれば食べごろです。

 ケーキなど、生地をこしらえたら、すぐさまオーブンに入れた方がいいものとちがって、クランブルは夕食の支度の合間あるいはその前に、少しずつ準備しておけるのも助かります。食事のときにオーブンに入れておけば、ちょうど食後にできあがってますし、焼き加減のチェックもほとんど要らないのが助かります。


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1 コメント

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Unknown (miho)
2006-10-12 11:46:37
おいしそうです!!クランブル☆

うちでも作れそうなので今度挑戦してみようと思います♪
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