忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)。
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Nintendo Switchの後継機に望むこと、「ファミコン世界大会」7月18日発売、他

2024年05月09日 | 瓦版


▼Nintendo Switchの後継機に望むこと



昨日、任天堂の古川氏より言及されたNintendo Switchの後継機について
早くも様々な意見が飛び交っている。
今期中にアナウンスをする、としか書かれていないので発売時期はもう少し先になりそうだ。
ニンテンドーDSやSwitchが発表される前の”全く新しいハード”なる表現ではなく
”Wiiの後継機”と表現されたWii Uと同じ『後継機』とのワードがあることから
現行のSwitchの特色を引き継いだハードである可能性が高い。
それはつまり、据え置きと携帯の両面の遊び方ができて、
Switchのソフト資産をそのまま活用できるハードと考えられる。
年内発売が濃厚とされる「PlayStation 5 Pro」に関してもチェックはしているだろうが
ゲームビジネスは『任天堂と、それ以外』で完全に住み分けが出来ている(どちらが上という話ではない)ので
ソニーの動向を気にしているのはサードの引き抜き合戦を繰り広げているMSぐらいではないか。

Switchの後継機に話を戻そう。
Wii Uがビジネス的に完全な失敗に終わったことが、
Switchのソフトラインナップにとってプラスに働いたことは間違いない。
「マリオカート8」を始め、Wii Uソフトに追加要素を加えた「DX」シリーズは
多くのSwitchユーザーに新作として捉えられ大ヒットを連発、
Switchの屋台骨を支える定番タイトルとして今なお売れ続けている。
大成功を収めたSwitchの後継機では、この戦法を使うことはできない。
互換性を切ってしまうと、64やGCや時代のようにサードが本格的に動き始める数年先まで
任天堂一社で市場を支え続けなければならず、リリースに大きな谷間が出来てしまう。
現行のSwitchのソフトがカード・DL共に遊べる安心感は後継機には必須と言える。

決算発表の際に行われた株主との質疑応答から見えていることはいくつかある。

・ニンテンドーアカウントは後継機種でも活用する
パッケージソフト販売を含めた販売の最大化を目指すことを今後も基本方針とする
・半導体部品等の供給不足は起こっておらず、後継機種のローンチに大きな問題はないと考える


以上の回答から、後継機でもニンテンドーアカウントとの紐つけを行い
パッケージとダウンロードの併売スタイルでソフト販売を続けると読むことができる。
初回出荷台数に関しては、極度の品薄にはならないと解釈して良いだろうか。
Wii発売時ぐらいの感覚(当日午前に行けば予約なしでも買えた)が理想だが
Switchの後継機となればそうもいかない気もする。

後継機がSwitchの特色を引き継いでいたとしたら、改善して欲しい点は結構ある。
まず何と言ってもジョイコン(できればProコンも)の強度を上げること。
据え置きと携帯のシームレスな切り替えに注力し過ぎたせいか
Switchはコントローラーの強度設定がこれまでの任天堂ハードに比べて貧弱になっている。
1個1,500円だった時代と違い、今はコントローラー1個がソフト1本と同等以上の価格設定になっていて
消耗品と言い切るには高くなり過ぎて、おいそれと買い替え・買い増しができないとの声も良く聞く。
世界的な訴訟が起きたりもしていたので、まずはここが一丁目一番地。

2番目は放熱処理の甘さ。
Switchはドックに挿して据え置きモードで遊んでいると本体の熱が高くなるのだが
本体性能が上がる後継機ではさらにこの問題が深刻化する可能性がある。
我が家ではそんなことは全てのSwitchで起きていないが
iPhoneなどを請け負う街の修理ショップでは「充電口の溶けたSwitch」を項目に挙げている店もあり
それだけ高温によるトラブルが数多く起きているということ。
子供が使うものなので、火傷の危険があるこういった部分の改善は最重要課題のひとつ。

3番目は本体価格。
昨日のAppleの発表でも改めて実感させられた(999ドルが日本で16万8800円)が
今の円安を反映すると有機ELの価格(税込で37,980円)を軽く超えてくるのはほぼ確実。
だが、任天堂の抱えるメインユーザーはライト層とファミリー層。
発売日に飛びつかなくても、誕生日やクリスマスといった年に数回のイベントまで待てるユーザーが多いからこそ
多くの定番タイトルが発売から数年経過しても問題なく売れ続けるのである。
コアゲーマーの支持を受けるPS5ではスペックをPCに置き換えて「6万でも安い」と許容されても
息抜きとしてゲームに手を出すライト層や、子供に買い与える親の立場からすれば
任天堂ハードの本体価格が5万円を超えるのは、性能がどうであっても許容されない気がする。
しかし国内の本体価格を抑えてしまえば、PS5がそうであったように転売屋と海外からの引き合いに
純粋なユーザーが押し出され、欲しい人の手に何年も届かなくなる恐れも。
ハード発売から向こう1年ぐらいはニンテンドーアカウントを持つユーザーを対象とした抽選を行うなりして
「ゲームを遊びたい、わけではない層」をいかにして排除するかの仕組み作りに取り組んで欲しい。

4番目はオンラインサービス。
私はSwitch発売からずっとNintendo Switch Online(+追加パック)を継続しているのだが
基本コースはさておき追加パックに関してはもう少し手を加える必要があると思う。
追加パックの発表当初こそ「あつ森」「マリカ8DX」の有料コンテンツと
クラシックハードの追加(64、MD、GBA)で納得できる水準かなと思っていたのだが
有料コンテンツは新しいタイトルが増える気配もなく、クラシックゲームについても
「これが遊べるなら」と思えるほどのタイトルは今のところまだない。
基本コースとの価格差を考えるならば、他機種のようにフリープレイのタイトルを
毎月配信するなり、何らかの追加施策が欲しい。
というか、追加パックまで申し込んでいるユーザーはNSO加入者の全体の何%ぐらいなのだろう。

最後は本体性能。
私は現行のSwitchのハード性能に対して細かな不満はあれど、大きな不満は持っていない。
もう少しリッチなゲームを遊びたい時はXboxを使うというのもあるが
Switchを手にする時に求めるのは「手軽さ」であってリッチなゲーム体験ではない。
「ゼルダ」をあれほど長時間遊び続けられたのも、「ちょっと遊ぶか」と思えるSwitchの気安さが大いに関係している。
たかだかゲームを遊ぶのに気合いを入れなくても良いSwichだからこそ
世界中で今も売れ続けるヒット商品になったはず。
そこを崩さない程度のバージョンアップで構わないと、私個人としては思っている。
2022年12月には「Call of Duty」シリーズ を今後10年に渡り任天堂ハードにも提供する
コミットメントを締結したとXbox事業を統括するフィル・スペンサーが語っているので
同シリーズが問題なく動く程度の性能アップはあるのだろうし、ならばもうそれ以上は必要ない。
持ち運べる利便性を殺してまで性能を追い求めれば、Wii Uの二の舞は必至。


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【関連記事】Nintendo Switchの販売台数が日本の家庭用ゲーム機歴代No.1に

今年2月の決算で日本で一番売れたゲーム機として記録を塗り替えているSwitch。
現在も順調に売れ続けているだけに、後継機の発売日をいつにするかは難しい判断が求められる。
直接ライバルになるハードはないのだから、万全の準備をして発売していただきたい。



▼「Nintendo World Championships ファミコン世界大会」7月18日発売




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Switchのピークも超えたことだし、ファミコン40周年なら何か大きなことをするだろうと
予想していたにも関わらず、クイズをする程度でパッとした話題もないところに突然発売決定。
ファミコン時代の名作を題材にしたゲーム大会「ニンテンドー ワールドチャンピオンシップス」を
Switch上で再現し、オンラインを通して世界中のユーザーと対戦ができる。
「スーパーマリオブラザーズ」「ドンキーコング」「ゼルダの伝説」「メトロイド」「パルテナの鏡」など
合計13タイトルを使って150以上の競技が用意されているとのこと。

容量が300MBほどと非常にコンパクトなのでDL専用でも良かった気はするが
メモリアルソフトなのでパッケージでも通常版とグッズ付きの「Special Edition」の2種類で出るようだ。
また、これまでNintendo Switch Onlineの専売商品であった
「ファミリーコンピュータ コントローラー」が同日より一般販売を開始する。
「Special Edition」にはこのコントローラーも同梱されるので、既にお持ちの方はご注意を。


発売中■3DS:ファミコンリミックス ベストチョイス

要するにWii Uや3DSで出ていた「ファミコンリミックス」の対戦型だろうか。
Switch Online用のファミコンでも一部を切り出したスペシャル版が配信されていたりもするので
さほど目新しい印象はないのだが、安価なのでふらっと買ってしまいそう。
さんざん遊び尽くされたソフトなのだから、13本は本編まるごとも別途収録して欲しい。
そのくらいのサービスはしてくれ、、、そうにないか。最近の任天堂は。



▼おもちゃにされる試作スーファミ



たまにこういう場面に遭遇するのだが、このまま終わっても購入の意思はほぼ100%ないであろうし
悪戯入札をするアカウントに何らかのペナルティは課せられないのだろうか。

<9日追記>

結局悪戯入札を出品者側で削除したようで、9日14時現在は1,500,001円で入札者なしのまま終了した。
再出品はあるのだろうか。


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2 コメント

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Unknown (sws2)
2024-05-13 22:25:37
価格的には忍さんも言われているように何とか5万円内に収さめられるかが成功するカギだと思います。
転売対策としては以前のリージョンロックが復活する
かもしれませんね。あと個人的に後継機は読込みの速さを期待したいのですがおそらく金額的に外部ストレージにSSDは厳しくMicroSDの継続採用だと思われますのでそこは余り期待は出来そうにない予想が残念ながらありますね。
sws2さん ()
2024-05-14 16:13:20
こんにちは。

リージョンロックいいかもしれないですね。
私は今のSwitchでも大して遅いと感じたことがないので(笑)
無理にSSDにして価格が跳ね上がるぐらいなら
microSDのままでいいかなと思っています。
ただ、もうジョイコンに余計な機能はつけないで欲しいかな。
HD振動とかカメラとか、ほとんど活用しないまま
ハード末期まできてしまいましたし。

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