忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)。
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特色出し過ぎて妙な味わいに「タイガー・ウッズ PGAツアー」

2005年02月08日 | 作品紹介(ゲーム)

■DS:「タイガー・ウッズPGA TOUR」


同じ携帯用機であり、発売時期が近かったことから
販売数やスペックで比較されやすいPSPとDSだが、
2機種で同じソフトが発売されたことはまだ少ない。
「麻雀大会」と「ぷよぷよフィーバー」ぐらいではないか。

そんな中、2月17日に2機種同時発売になるタイトルがある。
「タイガー・ウッズ PGAツアー」がそれだ。
以前どこかで書いたかも知れないが、
私はゴルフゲームがとにかく好きで、色々とプレイしている。
ただ、洋モノのゴルフゲームは危険度が高い上に
有名人を冠したソフトにも「アタリ」が少ないため、
同シリーズは今回が初体験であった。

EAとしては、せっかくPSPとDSで出すならということで
各機種ごとの特色を出したかったのだろうし、
その考えは決して間違ってはいないのだが、
PSP版はさておきDS版はかなり妙なことになっている。
PSP版は、有り体に言ってしまえば
「ちょっと出来の悪い『みんなのGOLF』」である。
タイガー・ウッズ公認の一点突破で勝負をかけたような作りで、
見た目もショット方法も従来のゴルフゲームを踏襲している。



しかしDS版は違う。
まともにゴルフが出来ると思ってはいけない。
今回使用している画像はDS版のものなのだが、
2画面の下の部分をよく見て欲しい。
右側に「BOOST」と書かれた怪しげなメーターが見えるだろうか。
DS版はまずこのメーターをタッチペンでこすりまくるのである。
ガシガシとこするうちにメーターが徐々に赤くなっていき、
真っ赤に燃え盛ったところで左側の通路をタッチペンで辿り、
途中通路からはみ出さなければショット成功なのだ。
どうだろう、この斬新さ。
PSP版も採用しているボタン3回押し打法は
ゴルフのリズム(ワンタンメン)を再現しているように思われたが、
このDS版のこすって辿って打法からはゴルフの香りがまるでしない。
しかもこの辿るという操作がやけに難しく、
ちょっとでも通路からはみ出せば即ミスショットになってしまう。
先端部分がやたらと狭い上に判定が厳しいため、
結局私は一度もまともなショットを打てなかった。

「アナザーコード」を紹介した時にも書いたが、
このソフトもまさに「タッチペンの呪縛」が生んだソフトと言えよう。
ただこの呪縛、妙に味わいがある。
ゴルフゲーム好きとは全く別のところで、
後々語り種になりそうな予感がする。

*当BLOGでの新作紹介は、
 1:あくまでも開発途中のROMを使ってのプレイであること。
 2:数分のプレイによる第一印象に過ぎないこと。
 3:発売までに内容変更の可能性もあること。
 を予めお断りしておく。
 簡単に言えば、「あまりあてにしないでくれ」ということだ。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
  タイトル:タイガー・ウッズ PGAツアー
    機種:ニンテンドーDS/PSP
  メーカー:EA
   発売日:2005年2月17日
    価格:5040円(税込み)
発売元サイト:http://www.japan.ea.com/easports/index.phtml
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
コメント (44)
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