忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)。
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DSらしさに早くも慣れが「パックピクス」

2005年01月30日 | 作品紹介(ゲーム)

■DS:「パックピクス」


気がつけばナムコのソフトばかり紹介している気がするが、
パックマンに関するソフトは取り敢えず遊んでいる私としては
やはり「パックピクス」も紹介しておきたい。

昨年10月に任天堂が主催したDSのお披露目会場でも
ほんの少し触ることが出来たのだが、
まだゲームとしてどうこう語るほど出来上がっておらず、
ペンで描いたパックマンが本当に動き出す、というファクターを
どう煮詰めていくのかに興味を抱きつつ完成を待っていた。
あれから3ヶ月弱、再び触る機会がやってきたのだが、
遊べるステージ数もペンを使った遊び方も増えているにも関わらず、
何故か私の印象は第一印象と大差なかった。

システムに関しては公式サイトのここを読むのが最も分かり易いと思う。
今回のROMでは、矢印の絵を描いて上画面にいるオバケを撃ち落とす面や、
ローソクの側に爆弾を描き、さらに導火線を描いて爆発させる面など、
前回より多少ゲームらしくなった部分を見ることは出来た。
だが、矢印で撃ち落とそうが爆弾を爆発させようが、
結局はその後でパックマンを描いてオバケを食わせるだけなので
どの面も大差ないように見えてしまった。
昔のパックマンにもあったワープポイント(の変形利用だが)を
上下2画面の間で使ってみたりと、なるほどと思わせるアイディアもあるのだが、
正直なところ、今のままでは「ちょっと難しい『さわるメイドインワリオ』」
の域を出ていない気がする。
(最初からそこを狙っていたのなら成功しているとも言えるわけだが)

また、矢印を描いて飛ばす面での矢印の認識の曖昧さも辛かった。
私がプレイした時には、5回描いて3回も飛べば良い方で、
時間をかけて丁寧に描いても飛ばない割には適当に描いても飛んだりと、
成功した時と失敗した時の違いがよく分からずイライラしてしまった。
この部分に関しては発売までに改善されていることを祈る。

DSらしいソフトと言えばそうなのだが、タッチパネルを使ったソフトは
既にいくつも発売されており、使い方も微妙に似通っている。
そこへきてさぁ今度は「パックマン」ですよと言われても、
DSらしさにもそろそろ慣れてきた身としてはあまり食指は動かなかった。
今回プレイ出来なかった残りの面に期待を繋ぐことにしよう。
「パックピクス」と同時にDSデビューを予定している人ならお勧めだ。

私としては、タッチペンを使ってパックマンを題材にするなら
SFCの「ハロー!パックマン」をリメイクして欲しかった。
あれこそタッチペンを使うのに最適のシステムであったし、
パックマンとのコミュニケーションというのも時流に合っている気がする。
幸い(?)なことに、「ハロー!パックマン」はさほど売れていないので
世間のライトユーザーには新規タイトルとして充分通用するはずだ。
楽しそうに歌い踊るパックマンをDSで見たい。

*当BLOGでの新作紹介は、
 1:あくまでも開発途中のROMを使ってのプレイであること。
 2:数分のプレイによる第一印象に過ぎないこと。
 3:発売までに内容変更の可能性もあること。
 を予めお断りしておく。
 簡単に言えば、「あまりあてにしないでくれ」ということだ。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
  タイトル:パックピクス/PAC PIX
    機種:ニンテンドーDS
  メーカー:ナムコ
   発売日:2005年3月10日
    価格:5040円(税込み)
 公式サイト:http://namco-ch.net/pac-pix/index.php
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
コメント (40)
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