忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)。
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家族を扱う2つの作品 その1「千年家族」

2005年01月18日 | 作品紹介(ゲーム)

■GBA:「千年家族」


この3月、偶然にも「家族」をテーマにしたソフトが2本リリースされる。
1本は任天堂から。GBAで発売になる「千年家族」というソフト。
もう1本はSCEから。PS2で発売になる「ぼくらのかぞく」というソフトだ。
今日はまず「千年家族」を紹介してみよう。

大まかにシステムを紹介すると、
近いのはDOG(現スクウェア)からファミコンディスクで発売されていた
「アップルタウン物語」(リトル・コンピューター・ピープル)なのだが、
ジジィしら知らないと思うのでこれは忘れてくれ。
プレーヤーは神の使い、キュピットとなってある家族の生活を見守る。
ゲーム内では現実の1時間が1年に相当するため、1日で24年が経過する。
落ち込む家族を励ましたりやる気を出させたりしながら1000年が経過した時、
家族はどのように変貌しているのだろうか、といった感じである。

画面の中で超高速で人生を消化していく家族を、
電源を入れた時にだけ覗き見するのがこのソフトのウリになっている。
カートリッジ内に時計機能が組み込まれており、
電源を切っている間も時間はどんどん経過していく。
現実の1時間がゲーム内の1年のため、
朝起きてみたら息子が大人になっている上に嫁まで連れてきていた、
なんてことにもなったりするらしい。

キュピットは矢をうつことで家族と関わることが出来るのだが、
開始当初は2種類しかない矢も、ゲームが進むにつれて
次第にバリエーションが増えていくらしい。
★彼氏のいない次女に「ガンバレの矢」を打ってみたら、
 積極的になりすぎて大変なことに・・・
★色々な物事に興味を持つように長男を応援していたら
 勝手に新車を買ってきてしまい、家族内が嫌なムードに・・・
などなど、発生するイベントは全部で3000以上あるそうなので、
そうそうダブることはなさそうだ。

また、ワイヤレスアダプタと通信ケーブルにも対応している。
相手の家族を招いたりしているうちに、自分の家族の息子と
相手の家族の娘が恋仲になったり結婚したりもするらしい。

ゲーム開始時の家族構成は全てプレーヤーで決められる。
(面倒な人向けにお任せも出来る)
この「家族を作る」という作業が意外に楽しい。
名前や生年月日、職業や性格付けは言うに及ばず、
顔のパーツ、体型、肌の色など、何千ものパターンを作ることが出来るため、
実際の自分の家族を再現するも良し、全く違う家族を作るも良しだ。
ただし、最初に設定出来る家族の最大人数は
祖父母、父母、子供(男の子、女の子)の6人とのことなので、
子だくさんの大家族の場合は再現不可能だ。

最初に設定した家族の息子を「ジェス」、娘を「ニィ」とした場合、
「ジェス」が連れてきた彼女や、「ニィ」の産んだ子供の名前など、
次の世代の名前や姿形は全てランダムで決定されるらしい。
自分が作った家族がどんどん世代交代していく様は不思議な感覚だ。
家系図を見ることも出来るが、
「ダビスタ」や「ウイニングポスト」のように感情移入するわけでもなく、
「たまごっち」ほどの似非ペット感覚でもない。
手の空いた時にほんの数分「眺める」。
それだけで「楽しい」と感じられる人なら面白いかも知れない。

何の確証もないのだが、このソフト、ハドソンの開発ではないだろうか。
冒頭で「アップルタウン物語」と書いたが、
それ以上に「ポケットファミリー」に似ているのだ。
「ポケットファミリー」はGB、PSなどで発売になっていたがいずれもヒットせず、
ほとんど無名に近いはずなので知らない人も多いと思う。
どこか垢抜けない雰囲気など、限り無くハドソン臭がするのだが・・・
開発元を御存知の方、情報求ム。

*なお、開発途中のROMを使ってのプレイであること。
 数分のプレイによる第一印象であることを断っておく。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
  タイトル:千年家族
    機種:GBA
  メーカー:任天堂
   発売日:2005年3月10日
    価格:4800円(税込み)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
コメント (34)
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