一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

金曜サロン・神田真由美女流二段④

2009-10-29 00:06:41 | LPSA金曜サロン
10月2日のLPSA金曜サロン、昼は神田真由美女流二段、夜は松尾香織女流初段の担当だった。
この日の神田女流二段は黒のセーターを着用し、シックな装いであった。若い。
「一公さんとはこの前、相居飛車でしたよね」
と言う。前回の対局は7月31日で2ヶ月前だったが、そのときの戦形を覚えておられたことにビックリした。神田女流二段がこのブログの過去記事を読むわけがないから、純粋に私との将棋を記憶していたことになる。さすがは女流棋士だと、私は大いに感心した。
対局開始。神田女流二段には、6月の指導対局で、私の四間飛車を完膚なきまでに叩きのめされたので、もう飛車を振る気がしない。こちらが居飛車を明示すると、神田女流二段は角道を止めてきた。
ほかの将棋を見渡すと、神田女流二段が振り飛車の将棋もある。私には、神田女流二段は居飛車党というイメージがあったので、これは意外だった(後日、神田女流二段のプロフィールを見てみると、「居飛車も振り飛車も指すオールラウンドプレーヤー」とあった)。
私はどちらかというと、対振り飛車のほうが勝率が高い。と、神田女流二段は向かい飛車に振ってきた。今回は神田女流二段の振り飛車デーだったのか、それとも前回の戦形と、わざと違う形にしてくれたのか…。いずれにしても神田女流二段との指導対局では初めての戦形で、新鮮な感じがした。
私は急戦を狙いたいが、△2二飛の前(だったと思う)に、△3五歩を突かれたのはマズかった。これで▲3七桂の活用が難しくなってしまったからだ。
しかし神田女流二段も△3四銀の守りを怠ったため、こちらが▲4七銀から▲3六歩と突き返した手が存外厳しく、作戦負けを撥ね返したと思った。
以下も一進一退の攻防が続いたが、なんとか神田王を押し切ることができた。
結果的には、位の確保を怠ったスキを衝いた私の動きが珍しく機敏で、勝利の遠因になったようだ。
残る課題は、神田女流二段に振り飛車で勝利することである。
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2 コメント

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本気 (洋志)
2009-10-29 00:18:39
 ある意味、神田さんを本気にさせているのかな、と感じました。
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神田先生だけじゃない (一公)
2009-10-30 00:51:00
松尾先生や藤田麻先生は、「一公さんが相手だと、つい闘志が沸いちゃうのよねぇ」と、異口同音に言います。
私のヒトをおちょくるような態度が、女流棋士の皆さまを怒らせているに違いありません。
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