一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

宮嶋四段の成績

2024-04-08 20:20:08 | 男性棋士
2023年10月1日付で四段に昇段した宮嶋健太四段。私がお世話になっている大野八一雄七段の門下ということもあり、ライトに応援したい棋士である。
では、この半年間の戦績はどうだったか。とりあえず確認してみよう。

■2023年度
12月19日 第37期竜王戦ランキング戦6組1回戦 ○慶田義法アマ
12月27日 第37期竜王戦ランキング戦6組2回戦 ●黒田尭之五段
1月29日 第74期王将戦一次予選2回戦 ○大石直嗣七段
2月 第74回NHK杯予選1回戦 ●畠山成幸八段
2月24日 第50期棋王戦予選2回戦 ○横山大樹アマ
3月19日 第50期棋王戦予選3回戦 ○出口若武六段
以上、4勝2敗。

順位戦に参加していないと対局数が少なく、6局のみ。それでも4勝2敗はまずまずである。
四段になってのデビュー戦は、もはや定番となっている竜王戦6組の、対アマ戦。アマだからプロ有利ということはなく、このレベルのアマはプロ級であるし、プロ側は出場アマの棋風も知らないから、プロがアマに勝つのは大変なのである。そこをよく勝った。
しかし続く黒田五段に負けたのは痛い。竜王戦は対局料がいいからだ。まあよい、昇級者決定戦で勝ち抜けばよい。
殊勲だったのが次、王将戦の大石七段に勝ったことだ。大石七段は中堅の実力者で、前期順位戦ではB級2組から1組へ昇級した。その大石七段に勝ったのだから大したもの。大きな自信になったのではあるまいか。
次の対局、NHK杯予選で畠山八段に負けたのも痛かった。棋士が顔を売るには、NHK杯で勝って、テレビ出演するのが一番だからである。
まあ1回戦で負けたので、そこまで残念でもなかったが。
続く棋王戦予選で横山アマに勝ったのも見事。横山アマは朝日アマ名人戦6連覇中の強豪で、その辺のプロより有名である(失礼)。そこを宮嶋四段は勝ったわけで、やはりプロはアマより強いのだ。
続く若武六段もタイトル戦経験のある実力者だが、勝ち切った。
2024年度の戦いも楽しみだが、初日の4月1日、宮嶋四段は王将戦一次予選3回戦で、森本才跳四段に敗れた。
ま、本場所の順位戦はこれからだし、宮嶋四段の棋士人生もこれからである。頑張ってください。
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