いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

うたかたの琉球領

2010年10月17日 18時05分14秒 | 日本事情
―中華帝国への畏敬の念は中華帝国を克服しようとする決意そのものの中にさえ漢字=概念として依然はびこっている。それ故我々の課題は、中華帝国の全面的克服を断念して、中華帝国は中華帝国のままそっとしておくことである― (冗談です)




週末、筑波山麓のイーアスに行ったら、沖縄物産展をやっていた。

ランチョンミートが売っていた。生産国をみるとアメリカとデンマーク(Tulip)だった。南の島に行ったとき、沖縄の人はランチョンミートをよく食べると知った(⇒愚記事:ポーク玉子 (ポーク卵)

■尖閣問題

社民系の大田昌秀元知事@鉄血勤皇隊も尖閣は沖縄県という認識。これは尖閣が琉球王朝の一部であったことに基づくのだろう。

でも、150年前は琉球王朝は「日本」ではなかった。琉球王朝の官僚は北京で研修をしていた(⇒愚記事:南の島⑤ 沖縄 君美 琉球 )。もちろん、清朝(中国)領であったわけでもない。

だから、150年後にどうなってるかはわからない。 なぜなら、琉球の帰属は、日中間のその時の力関係で決まってきたからだ。

将来、力をつけた中国が、西洋風近代法や国際法に従う必然性もない。

▼今回の尖閣の事件を、前原大臣の"陰謀説"で説明しようとする人たちがいる。おいらは、陰謀とはいわないが、計算づくで前原大臣が手を打ったのではないかと邪推する。なぜなら、彼が民主党代表の頃に「中国は脅威」だと主張していた。議論をよんだ。必ずしも多数から中国脅威論が賛同を受けたわけではなかった。でも、今回はどうだい。前原大臣はなんら明言や説得するわけでもなく、日本国民ばかりか世界の人たちにまで「中国は脅威だ」という認識を持たせることに成功した。

前原大臣は成長したんだよ。言葉だけで説得してもだめだって。

▼狙いは沖縄の米軍基地存続。

前原大臣の今回の事件の戦略的目的は、沖縄の米軍基地存続を沖縄県民に認めさせること。北朝鮮問題なんかだと、なぜ沖縄が!?という沖縄県民の反発があった。でも、沖縄県民よ、あなたたちは最前線なんですよ!中国がにじりよって来てますよと沖縄県民に言うと、漁民をはじめ切実なこととして説得力がある。

これで、対米すがりつき路線のお墨付きを得たわけだ。

■どうする無思想の日本"保守派"

ノーベル平和賞の劉暁波(Liu Xiaobo)の拘束問題。どうする?日本"保守派"。まさか、あれだけさんざん人権を、放埓の源泉として、批難していたり、"自由と民主主義をやめる!"と言っている日本"保守派"のみなさんはどういう思想で対応するのでしょうか? やっぱり、劉さんは牢屋に入っているべきなんでしょうか?

だって、中国共産党が、毛沢東思想の連合赤軍の死刑待ちの服役囚に、マオ平和賞をあげるから釈放しろって言ったら困りますしね。

さらには、大東亜戦争肯定論思想はどうでしょう?

この先50年、中国は日本や韓国に軍事基地を置いてアジアを支配する米国から"アジアを解放する"ため戦略的行動を行ってくるでしょう。ついには、21世紀の大東亜戦争、つまりはアジアを欧米列強に売る日本に攻めてくるでしょう。日本が1941年に行ったように。

かつて日本が香港やシンガポールを陥落させたように。

その時、米軍がちゃんとしてくれればいいですね。こんな風じゃなければ;

アジア人は砲撃が始まるとうろたえると思われていたが、実際には冷静で犠牲を受け入れて死んでいった。これとは対照的に日本軍の爆撃や砲撃が始まると、まっさきにテーブルの下に潜り込んだのは白人のボスたちだった。
シンガポールに日本軍が攻めてきた時のリー・クワンユー回顧。

▼米中に挟撃され衰退・没落する日本;
経済篇; 米中に挟撃され没落する日本中産階級
戦争篇;沖縄を踏みにじり日米が戦争をしたと同様のことが、この先この日本列島で、米中戦争という形で出来するだろう。

●物産展では、海ぶどうを買って帰った。


525円。青紫蘇のドレッシングがついていた。南の島では違った。⇒愚記事:南の島の海ぶどう
(今みるとこの時もマオさんねただ。ワンパターンだな。あと、海ぶどうにいくらがついている。琉球-千島連合らしい。~♪~ 千島の奥も、沖繩も、八洲の内の、護りなり ~♪~)





最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。