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静岡薬剤耐性菌制御チームの紹介

2017-06-15 | Aoki Office
ご依頼により下記を掲載致します。
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静岡薬剤耐性菌制御チームの紹介
-Antibiotic Awareness, Shizuoka(AAS)
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世界中で薬剤耐性菌が増加しており、適切な対策を行わなければ2050年には耐性菌感染症による死亡者数が悪性腫瘍の死亡者数を超えると予測されています。
平成28年4月に「AMR対策アクションプラン」が発表され、本年6月1日には抗微生物薬適正使用の手引きが発行されました。耐性菌対策のための活動は各施設でされているところですが、個々の活動では、情報の集約や市民への啓蒙が難しいところです。静岡県では静岡がんセンターの倉井華子先生が中心になり、静岡県内の感染症に携わる医師、薬剤師、検査技師、県庁職員の12名のメンバーが「静岡薬剤耐性菌制御チーム」を立ち上げました。

活動の軸
① 医療側への啓発活動
② 市民への啓発活動
③ 抗菌薬使用量、耐性菌サーベイランス
④ 地域アンチバイオグラムの作成
⑤ 感染対策支援ネットワークの強化

に定め、県と群市医師会の会報掲載や研修会の企画、地方紙を使った市民へ情報発信をしています。感染症で悩む事例のサポートを地域で助け合える体制作りも行政とともに構築中です。抗菌薬処方数を減らせば、耐性菌がなくなるわけではありません。使用しなければいけない場面で、地域や原因微生物に即した抗菌薬選択ができるように、有用な情報を共有したいと考えています。その結果、静岡県内での耐性菌の減少という結果が得られることをゴールと考えています。皆さまも地域の仲間とできることから始めてみませんか?

チームメンバー
代表:倉井華子  静岡がんセンター感染症内科部長 
荘司貴代 静岡県立こども病院 小児感染症科
田中敏博 静岡厚生病院小児科
日馬由貴 国立国際医療研究センター AMR臨床リファレンスセンター
神戸宏憲 静岡県立総合病院薬剤部
更谷和真 静岡市立清水病院薬剤部
池谷健一 静岡県立こども病院 薬剤部
滝 久司 静岡医療センター薬剤部
望月敬浩 静岡がんセンター薬剤部
後藤幹生 静岡県健康福祉部疾病対策課長
土屋 憲 静岡市立清水病院細菌検査室
本康宗信 本康医院

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