手軽で確実な検査キットが開発され、保険で使えるようになると広く普及し、新しい症例探知につながります。レジオネラなどもそのひとつです。
これに関連して、9月23日のNature Medicineにシンガポールの研究所が開発中のH5N1を検出する検査キット情報が紹介されています。うまく商品化されればパンデミック対策のブレークスルーになると期待されます。
感染拡大を阻止するために症例の確認と隔離が重要であり、ベストのシナリオでは最初の20症例、あるいは3週間で封じ込めること。
このため、集団に拡大した時点、および空港等でのスクリーニングが必須ですが、この場合、安くて、正確で、手軽であることが重要です(病院でもですが)。
シンガポールのInstitute of Bioengineering and NanotecnologyのJuregen Pipperが率いる開発チームがプロトタイプテスターをデザイン。これは患者の咽頭スワブを用いて行う検査。
民間ベースの検査ではウイルス分離に数時間から数日がかかるが、この技術によって感受性が同等で、440%早く、2000-5000%安くH5N1ウイルスを判定でき、病原性の高いウイルスの判定にかかる時間は約28分とのことです。続報を期待しています。
http://news.yahoo.com/s/afp/20070923/hl_afp/healthflutest
http://www.nature.com/nm/journal/vaop/ncurrent/abs/nm1634.html