感染症診療の原則

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耐性HIVのためART壊滅

2018-02-10 | 青木語録
NRTI:215,41, 65,184
NNRTI:103, 98
PI:30, 90


これらの数字に見覚えがある医師は、HIV感染症診療歴、15年程度の中堅以上でしょうか?
すぐ損耗してしまう、限りある抗HIV薬を如何に使い回すか、この息苦しさを記憶する人々が現場から減りつつあるようです。
「1日1回の処方が出来ないか・・」といった今日のARTの世界からは想像も出来ない事です。

しかし、この悪夢が戻りつつある、戻る可能性がある・・
戦慄すべき状況ですね・・
でも米国のHIV感染症外来では日常的な風景なのです。
そして昨日届いたJID(特別号)のタイトルが・・・

Global HIV Drug Resistance: An Emerging Threat

この事態を理解した人だけがHIV感染症のCureに関心をもてます。
昨年のIDSAでも「HIV on the Horizon」というSessionがありました。

latentの状態を「LatencyReversalAgent」で活性化し、次に「治療的ワクチン」「免疫的Agonist/Antagonist」などで除去する・・



タイトル写真は、現在のカクテル療法を生み出したDavid Ho博士の指導医、Scholley先生
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