感染症診療の原則

研修医&指導医、感染症loveコメディカルのための感染症情報交差点
(リンクはご自由にどうぞ)

タイミングがよすぎてあやしい(と主婦に読まれる)

2010-01-17 | (ちょっと休憩)ほんとに休憩
編集部です日曜の午前は、時間があればワイドショー的トーク番組を観て、「世の人が曝露する情報」と「にわか評論家はどんな暴言をはくのか」をチェックします。

今朝は民主党小沢幹事長の話題。

難しいことがわからない、それを熟知することを最初からあきらめたときにする反応の根拠は「感状」「フィーリング」。よくもわるくもとっても日本人的♪

まちかどのおばさん達が「迅速キットじゃだめよ。PCRしてもらわないと」(PCRする、という言い方は面白い・・)というプチマニアな会話をするほどもりあがったインフルエンザの話題とちがって、鳩山首相が母親からお金ももらったという話については、「親なんだから子どもに出すのはあたりまえじゃない?」という街角トークにもどっています。だって自分が「おかあさん」ですから。

小沢民主党幹事長のお金がどうかはいち個人には知るすべがありません。
また、フツーに考えて弁護士や会計士そのたバックアップのブレーンもいるでしょうから、あとで追求されるようなミスをするようにはおもえません。

地元の利権をひっぱるために業者からお金が流れるようなもっと多くの議員がいしているんじゃないの、と思うわけです。

これまたもりあがりません。
「ヤバイことならしそうなものの、あれだけ潔白をいうんだからそうなんじゃないの?」という、加えて「検察の動きが仕組まれているようであやしい」というドラマ仕立てのTV画面にリアクション。

検察がリークしないと撮れない画像がその根拠。
石川議員のコメントとして『カギかっこ』で流れるとしたら、情報のでもとは検察しかなく。

政治資金の管理のしかたなんてテクニカルなことに興味ないんですから(わかろうともしない)。

権力がある人をたたく構造は好きですが、構造が「うらになるかあるんじゃないか」的なミステリーはもっと好き。

【オムニバス】小沢一郎氏への強権特捜を斬る(1月16日 JANJAN)
【オムニバス】東京地検特捜部による執拗な小沢幹事長攻撃(1月1日 JANJAN)
検察の狙いはズバリ "小沢の脱税逮捕"(1月16日 THE JOURNAL)
不可解な特捜の強制捜査 郷原信郎氏インタビュー(THE JOURNAL)

大手メディアが書かないことが書かれていて面白かったです。

小沢幹事長が何をしたかはわからないけれど、タイミングよくメディアが画像もって報道する裏にはリークがあるよねきっと・・・・はお茶の間的にマッチ。
現時点ではイメージ的に民主党や小沢さんに分があるのかも。

話はそれますが、、今回の件で一番お茶の間おばさん的にフィットするのは鈴木宗男議員。
その歴史、そのトーク。おばさんのこころをつかむなーとおもってみていました。

【民主党大会詳報】鈴木宗男氏「(検察に)狙われたら誰でもやられる」

ノーカット音声はこちらできけます。
鈴木宗男議員(5分)

・・・TV番組でも、インフルワクチンが余っている、とか、海外でPandemic Falseのスキャンダルネタがあるというようなことはまったくあつかわれていません・・・生活上重要だからではなく、視聴者にウケそうなものねらいでつくっていることがよくわかります・・。

感染症のコミュニケーションにも参考になります(と思う)。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 事業仕分けの結果 | トップ | インフル警報「解除」 と ... »
最新の画像もっと見る

(ちょっと休憩)ほんとに休憩」カテゴリの最新記事