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宇部:すぐれた担当者やアドバイザーのいる地域

2016-05-27 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
宇部市 前倒しでワクチン無料に

B型肝炎ワクチンがこの秋から定期接種となり、対象は今年の4月にうまれた赤ちゃんです。
3/31の場合は任意となります。

渋谷区、品川区、豊島区、いすみ市のようにすでに独自に公費で支援をしている自治体もあり、「うちには補助がなくて悲しい」と残念や気持ちの親ごさんもいらっしゃいました。

定期になることで、保護者の収入に関係なく接種機会がもててよかったです。

しかし、よかったね、で実は終わりません。

開始が10月で3回目は今年度の3月までとしている自治体の場合、いっせいに10月スタートで皆で3回目を3月までに終える団子状態パン食い競争的な混雑が予想されます。
在庫、流通、予約、冷蔵庫管理、書類作業など関係者の負担や不都合を受ける人が地域によってはでてくることも予想されます。

この問題を回避して、余裕をもって計画をたてられらようにようと工夫をしている自治体があります。
気づいた人、アドバイスをした専門家、予算含めたロジを整えた裏方がいるのでしょう。
行政サービスをよくしようとの思いを持つ人と戦略の成果です。

ゼロ歳は体調不良で計画通りに受診ができないことがあります。なんどもお休みをとったり予約をするのはたいへんなんですね。

毎日新聞が紹介してくれたことで、より多くの人に気づいてもらえてよかったです。

自治体の取り組みとワクチンのポジティブな記事の紹介でした。

接種時期は多少ずれても、3回接種が終わることが重要なので、かかりつけに再調整をご相談ください。
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