去る6/7に港区白金台に有る八芳園で本年度の大学不動産連盟の総会があり参加してきました。八方園はすぐ裏隣にある明治学院大学が今年の当番校であった関係で、この場所が選ばれたようです。(公)埼玉宅地建物取引業協会の現内山会長の出身校です。
4時より総会が始まり昨年度の事業報告、決算報告、昨年度の成約報告、そしてアイメイト協会への寄付も終わり、次年度当番校への引き継ぎ等、いつもの事ながらスムースにながれ無事終了。一旦休憩後
5時より明治学院大学 経済学部経済学科特命教授
公益法人日印協会理事 山田真美先生による
演題 「運が99%戦略は1%インド人の超発想法」というものでした。
先ず自己紹介で、ある時インドの国会議員の通訳をしたとき、貴女はインドに来るために生まれた人だといわれ、次にあったときにも叉同様のことを言われ、興味を持ったところで、「私が案内するから一度インドにいらっしゃい」と言われ、インド一周3ヶ月掛けて、いってみたら好きになったところで、今度はインド工科大学の臨時講師をしてみないかとの話がまいこんだのだそうです。先生は2014年お茶の水女子大大学院でカウラ事件の研究で博士号を取得し、1996~2000年迄ニューデリーに在住したという特異の経歴をお持ちの方です。
ご主人が日本画家なので、どこに住んでも良く、一家で移住しかれこれ30年以上になったとか、講演の要旨は
1.カルマという言葉には、来世、明日、昨日を指したり曖昧で、時間の観念が薄く、インド人は約束しても遅れることは当たり前、慣れ る迄は大変でno problemなのだとか。
2.ある時、前月の10倍の電気代を請求され、調べてもたら、自宅の上の送電線を分岐してまわりの貧民100世帯が黙って使用していた事実が判明したがノープロブレムで、気付かなかった自分が悪く、富める人が回りの貧者を助けるのは当然という考え。
3.人を見ればドロボーと思えは真実。彼女が注意したにも関わらず、身元調査もろくにせずに、まじめそうな子なので信用して雇い正月休みに家族で旅行に出かけ帰宅してみたら、家の中は引越前の様にもぬけの空、サーバーントごと家具も全部行方不明になっていたと言う、笑うに笑えないお話し。
4.トップの許可がなければ、何も出来ない国、例えNO.2の許可があっても駄目。
5.古代インド人は人生には3つの大目的が有ると言う考えた。
1.アルタ:実利、富、財のことで、短的には金儲け。
2.カーマ:愛、性愛で性愛がすたれたら、国家の存亡の危機になるカーマ・ストラーでは、日本の48手より多い64手のバリエーションがあるとか。
3.だるま:法、義務である。
6.古代インド人が考えた人生の「起承転結」とは、人生を4つのシーズンに分け、
1.第1期は学生期で学業専一の時
2.第2期は家住期で親の承諾をえて結婚をし、子供をもうけて教育を与え、一生懸命働き家族や社会に貢献する
3.第3期は林住期で子共に家督を譲って隠居する
4.第4期は遊行期で家から出て行く、解脱、即ち輪廻からの卒業をめざす。
このように各期ごとの時間が短く、死にものぐるいで頑張るので目立とう精神も旺盛。
7.カースト制度、昔インドを征服したアーリア人が先住民を肌の色で区別した、上から
1.バラモン;祭司
2.クシャトリア:王侯、戦士
3.パイシヤ:商人
4.シュ-ドラ:隷属民 とあり日本の士、農、工、商にあたるものであるが、ITの専門家はカースト制度のどの分類にも属さないことで 富を築き叉別の社会階級として成長しつつあり、インド憲法で一度は禁止されたというカースト制度がなおも生きずいているインド社会を最近は変革しつつあると結ばれました。
最終的には時間がたりず、もとっと聞きたかったのですが、以上の様に終わりましたので翌日有楽町駅前の三省堂で演題と同じ題名の講談社+α新書を見つけ、購入し、今読んでいるところです。
そのあと懇親会が始まり、旧知と合い、各校のグループ記念撮影やら、チヤーガールの演技やバンド演奏等で、あっという間の楽しい2時間が過ぎ閉会となり、各校ごとの二次会で我我不動産青山会のグループは目黒駅前の居酒屋で10頃まで過ごし、帰宅したのは11時頃でした。
久し振りに疲れましたが、大変楽しい時間を過ごさせて頂き、若返った気がして感謝しております。
(株)市川不動産