去る3/20の夜8時からのTV朝日5chの番組で、こんなところに日本人と言うタイトルの、千原せいじ氏が取材旅行をする番組ですが、ギュラー放送3年目に突入を記念して、今回はバルト3国3女性のスペシャルバージョンとしての報道を見ました。
番組の冒頭では、人間の鎖とも言われる、1989.8.23ソビエト連邦の統治下にあったバルト3国(エストニア、ラトビア、リトアニア)で、独立運動の一環として行われたデモ活動。周到な準備の元に、現地時間午後7時から15分間、三ヶ国から200万人以上の人が参加し、3国を貫く全長600kmにわたって手を繋ぎ、別名バルトの道とも言う人垣で築いた道を作って抗議した。その道のことが紹介されました。
1人目はエストニアの首都タリン(人口約40万の町)に住み地元音楽学校で合唱の指揮者を目指して勉強中の上田あやかさんという29才の独身女性で大分県出身の彼女は3才でピアノを習い、中学では合唱部に入り、2004年に国立音大を卒業し合唱団を結成して、2013年にはフランス合唱コンクール大会でグランプリ賞を獲得、その時の有名な指揮者のいる音楽学校で勉強したいと2013年に退職、エストニアの音楽学校に留学し、現在は奨学資金を得ながら勉強し、将来を夢見ている人でした。思い切りの良さにはビックリです。国民の95%が合唱団に入っている国だそうです。
2人目はラトビア(人口約70万)に住む美人妻の田中愛子(33才)です。日本では公務員の家庭に育った一人娘の彼女が、一家三人でラトビアへ家族旅行したときのグループガイドが今のご主人アレックサンダー氏(33才)で、今は運転手をしており2人の子供もいます。
彼は6才の時から日本語を勉強し、大学卒業後は小学校の先生をしましが、彼女が2度目のの旅行をしたとき、2目惚れし、それから外務省に転職し、ラトビア国が日本に大使館を開設した時、ラトビアの日本大使として、来日し8000Kの長距離恋愛を無事完結したそうです。彼女は当地になれるのに1年間は寒さが大変で、言葉と医者には今でも困っているそうです。
3人目は、リトニアに住む岸田麻里亞(41才)の女社長です。千原せいじは地元人おすすめの冬は凍った湖上に建つ「トラカイ城」を見学してから行こうと湖の氷の上を歩きますが、しばらく行くとバリバリと音がして、氷にひびが入り、割れているのに気づき怖くなり途中で中止、町に引き返し彼女捜しを始めましたが、道行く人は誰も日本人がこの町に住んでいることは知らないと言われました、仕方なく歩きながら別の人に聞こうと歩き続けると、路上で見かけた人がどうも日本人の様に見えたので、日本語で話しかけるとその人が買い物に行く途中の岸田さん本人だったのでその偶然さには本当に皆んなでビックリしました。
彼女は自分の買い物は後にするからと、快く5分くらい歩いたところの9階建てのマンションの5階の自宅に案内してくれました。埼玉県出身の彼女は大学でロシア語を専攻しましたが,うまくなれず、旅行会社に就職したものの彼氏と別れ、海外で暮らそうと26才の時リトアニアに留学2年後に語学学校を卒業し、大手琥珀メーカーに就職、その会社の東京進出で一度は帰国し御徒町の支店に勤めたのですが、やはりリトアニアが好きだったので、リトアニア出身のロシア人の口利きで再びリトアニアへ行き2週間で会社を設立し、今は琥珀等を扱う会社の社長として在住し、今年で10年目になるそうです。
今回も2時間興味を持って、人様々な人生を、楽しく拝見させてもらいました。原発廃止の国会討論や、沖縄問題を検討する、国会中継や日中韓三国の外相会談等のニュースを見るよりははるかにこのTVのほうが面白く見られるのは残念な事です。でもTV朝日さんにはこんなに面白い番組を提供してもらい感謝、感謝です。
(株)市川不動産