Model 107

1985年の107
じっくり時間をかけてお気に入りの一台に仕上げます。

標茶駅 標津線 釧網本線 9月5日 2014年

2015-04-14 | Weblog
厚床駅からは、今来た道を引き返し「中標津」まで戻ります。

そこから今度は「標茶駅」へ向かい走ります。

しかし…途中の駅跡は全てすっ飛ばして標茶駅へ直行です。

念願であった「奥行臼駅跡」がしっかりと鑑賞でき目的の85%は達成できたような気分です。

あとは標津線の起点となっている標茶駅を観賞すれば取り敢えず初心者的には満足です。

標茶の駅名標にはピンクの丸に61の数字が書かれています。

これは北海道の「駅ナンバリング」というもので、数字は札幌駅を「ゼロ」として数えて何駅目かを表しています。

道外や海外の旅行者が目的の駅を容易に識別できるように考案されたものだそうですが、ほとんどの旅行者がスマートフォンなどを携行する今日ではもう役目を終えたような気もします。

隣駅は「磯分内駅」と「五十石駅」になります。

「磯分内」の駅名も漢字のならびに意味不明なものを感じます。

アイヌ語に漢字を強引に当てはめているのですから、意味不明も無理はないです。



標茶駅は大きな三角屋根が特徴の駅舎です。

「とんがり屋根」という視点で見ると、先の厚床駅と似ている…ともいえますが、実際に目の当たりにしますとその雰囲気は異なります。



どっしりとした安定感のあるその外観は“民族的”な印象です。

厚床駅のリゾートな雰囲気とはちょっと異なる空気を感じました。

駅舎入り口には、JR北海道の緑色(萌黄)の「標茶駅」の駅名、その下には「SLのふるさと 標茶駅」と彫られた大きな木板が掲げられています。



駅待合所です。

天井部は木がふんだんに使われた温か味のあるとても良い雰囲気のスペースであります。

時間は15時を過ぎています。

下校の学生さんの姿がちらほら…です。




待合所からホームに出ると、「SLのふるさと 標茶駅」の標柱と「釧網本線の歴史」と命題されたパネルが展示されています。





それらの展示の隣には、アメリカから輸入されたレールが展示されています。



説明パネルにあるように、展示されているレールは、摩周駅構内で1999年まで使用されていたアメリカ・イリノイ社製のレールだそうです。

北海道の鉄道資料館とか小樽駅ホームとかでは、アメリカのCARNEGIE社製のレールを鑑賞しましたが、このレールは初めて見るものです。





1番線ホームから跨線橋を上って2番線ホームへと向かいます。



窓の建具は木製でクラッシックな雰囲気を今に伝えます。

通路はやや狭目です。

天井が変わっていて船底みたいな形状をしています。



2番線ホームから駅舎方向を見ます。

ホーム庇の支柱1本1本にホーロー製の駅名標が添付されています。

よっぽど沢山製作してしまったのでしょうか?

ちょっとくどい感じがします。



2番線ホームに来たお目当ては「これ」です。



「標津線 ふるさとの鐘」モニュメントの向こうに見える標柱を観賞したいのです。



「標津線 起点 標茶駅」と彫られています。

なぜか“標茶駅”の文字だけ妙に小さく彫られています。

木柱が雨に濡れてコントラストが失われているせいもあるでしょうが、とても読み難いです。



こちらは更に読みにくくて…

「標茶町木」と彫られていて、その下には「楢」と彫られているようです。

楢(ナラ)は標茶町の木なんですね。

因みに標茶町の花は“コスモス”だそうです。



2番線ホームから、網走方面を見ます。

木柱と跨線橋とを見ます。

雲は厚くて雨が止む気配はまだありません。



暫く振りに走行軌跡を書いてみました。

標津線って本当にT字形をしているのがお分かりになると思います。

今回の標津線観賞は、標津町のピンク矢印からスタートです。

中標津町で左折?して別海町→奥行→厚床駅と走りました。

風連湖の先はもう根室です。

厚床からは今来た道(黄色矢印)を中標津町へと引き返します。

中標津町から今度は標茶町方面(紫色矢印)へと走り標茶駅を観賞します。

標茶駅から本日の宿泊予定の釧路へと走ります。(緑色矢印)

サロマ湖から走ってきた都合でこのようなルートとなりました。

実に無駄の多いようなルートではありますが、本人はこれが最善と信じて走ったのでありました。

2015年の北海道旅行は“GPSログ”に作図を任せようかと思っています。

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