Model 107

1985年の107
じっくり時間をかけてお気に入りの一台に仕上げます。

第三雨龍川橋梁 深名線 9月3日 2014年

2015-02-14 | Weblog
深名線最大の遺構といわれる「第三雨龍川橋梁」

2009年 土木学会 選奨土木遺産として登録されました。

選奨理由として、吊足場式架設(cable erection method)という架設方式を採用した珍しい工法で、施行された1931年(昭和6年)北海道では初めての例だそうです。

この吊足場式架設(cable erection method)というのは、桁下が谷間や流水部など通常工法での架設が困難で、鉄塔とアンカーブロックが設置できる場合に採用される工法だそうです。

鉄塔から渡されたケーブルにケーブルクレーンを設置し、そのクレーンで部材を吊ながら架設していく方法です。

詳細は日本橋梁協会のホームを参照してください。




大変貴重な遺構なので、見逃さないようしなければ…などと思いチラチラと横目で見ながら走ります。

しかし、そのようなことなどしなくても「第三雨龍川橋梁」は、いきなり視界に飛び込んできました。

付近には「森と湖の里ほろかない」という道の駅があります。

こちらには宿泊施設もあり泊まってみたい気持ちはあるのですが…距離的にちょっと中途半端というか深川から近すぎるというか…

なんといっても、本日の宿泊予定は「稚内」であります。

深名線の観賞を名寄までして、そこから「稚内」まで行っちゃおう…というペースです。

しかも「稚内」には明るいうち(4時頃)までに到着しようとしています。

普通の“距離感”ではないのは承知しています。



オデ君を駐車スペースに残して、カメラを襷がけにして国道を引き返します。

歩道スペースが狭くて大型トラックなどが通行する度にビビリます。



国道からゆっくりと「第三雨龍川橋梁」を観賞します。

欲を言えば…流れる雨龍川の水色が澄んだ清流であればもっと素敵でしょう。



メンテナンスが行き届いていて、盛夏の樹木の緑にも負けない鮮やかさです。



国道から眺める「第三雨龍川橋梁」の展示スペースとオデ君です。



ベンチやテーブルが設置されています。



廃レールを加工したと思しきフレームには「贈呈 東京幌加内会」と記されています。

この第三雨龍川橋梁もこうしたボランティア団体の方々の活動によって支えられています。

活動の様子を記述したブログはこちらから。

冬の積雪から橋梁を守る為にこうした活動をされています。

保存会の方々の年齢も年々上昇し、平均年齢は70代後半!だそうで、高齢化問題が深刻のようです。

*私もこうした活動に参加したいのは山々なのですが、肩の靭帯を完全断裂してしまってからは、ビールの大ジョッキも上げられないような状態なので、参加してもお邪魔になるだけです。



手作り感満点の説明パネル。

暖かな気持ちが伝わってきます。




そのパネルの周りには鮮やかな色の花が植えられていて、白樺の幹と綺麗なコントラストをつくっています。
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