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有鄰館


写真は、外観

有鄰館(ゆうりんかん)は、藤井紡績の創業者 藤井善助が大正15年に設立した私設美術館です。
京都市登録有形文化財の第一館は武田五一の設計です。

アクセス
東山仁王門(三条と丸太町の間)の交差点を道の広い東へ進みます。
すぐに左に疎水が見えてきます。そこから約100m進んだ右手にある朱塗りの八角堂を乗せた東洋風の建物が有鄰館です。

入口が分かりにくいです。
建物に向かって右手の小道を入っていった突き当りの左手にある門が入口です。

通常は非公開で2~7月と9~12月の第1第3日曜日の11:00~16:00です。
なお毎年5月と11月には特別展示 指定文化財書画が展示されます。

門を入ると右手に第2館の日本館がありますが、まずは左手に進み第1館に向かいます。
右クランクを進んだ突き当りが第1館です。
第1館は1000円。
オプションとして、地下は500円、第2館は600円でした。

まず第1館の1階は、主に仏像です。
重文の東魏の弥勒三尊仏立像などもありました。
明かに日本の仏像とは顔つきが違います。
また科挙の試験の夾帯衣装(きょうたいいしょう)もありました。

2階は中国の殷や戦国時代などの青銅器など。
3階は書蹟や掛け軸などです。
こちらには国宝の春秋経伝集解(しゅんじゅうけいでんしっかい)がありました。

地下は館長である藤井善三郎氏の書の個展のような感じでした。
一室でお茶を出して下さいました。

外に出て戻り、第2館の日本館です。
第2館は国登録有形文化財で、旧横山男爵邸の一部を移築したものだそうです。
中に入ると右手に2階への階段があり、壁には円山応挙の鶴の画が掛っています。
2階には廊下の左右に展示室が2つと、突き当りには仏殿があります。
中には須弥壇があり、釈迦如来坐像がお祀りされています。
周囲の壁には、犬養毅、西郷隆盛、伊藤博文など有名人の書がズラリと掛っています。

1階の廊下の右手には大きなホールがあり、今でもピアノの演奏家が行われたりもするそうです。
廊下の突き当りにはトンボの間があります。
背板には桔梗がデザインされており、壁にはトンボの刺繍がされた布が張られています。
天井も折上格天井になっており、豪華な仕様でした。

八角堂
有鄰館の屋上に北京の紫禁城から移築されたと云われる八角堂があります。
2018年4/1にこちらで中国茶会がありました。
3階から階段で屋上へ。
朱塗りの八角堂があり、東西南北の4面に窓や扉があり、その間の4面には四天王像のような仏像が彫りこまれていました。
こちらで30分ほど、美味しいウーロン茶を3煎頂きました。

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