goo

大黒寺


写真は、本堂

伏見にある大黒天をお祀りするお寺で、伏見五福めぐりの1つです。

アクセス
丹波橋駅で下車し、京阪電車側の出入口1から出て左手に進みます。
約100m先の最初の交差点を右折します。
約300m先、4つ目の交差点で幅員が広くなります。
ここを左折します。
約50m先の右手に大黒寺の通用口があります。
表門はさらに先にありますが、通常は閉まっています。

江戸初期に島津義弘が、伏見の薩摩藩邸から近かった長福寺を幕府に菩提寺として認めて貰い、その際に守り本尊であった出世大黒天にちなみ大黒寺と寺名を変更したそうです。

通用口を入った正面に寺務所があります。
境内は左手に拡がります。
境内の右手奥に本堂、左手奥に金運清水という井戸、左手の門の手前に不動明王像、さらに手前に鎮守社があります。

通常本堂は閉まっていますが、正月は伏見五福めぐりもあり開扉されています。
本堂内部の内陣中央のお厨子の中に本尊で秘仏の出世大黒天がお祀りされているそうです。
前には御前立があります。
出世大黒天は60年に1回 甲子の年に開帳されます。
前回が1984年でしたので、次回は2044年です。
左右に不動明王、毘沙門天や観世音菩薩がお祀りされています。

特別公開
2016年4/29~5/8の春の非公開文化財特別公開で、大黒天像が御開帳されました。
本堂の左手から中に入ります。
内陣中央のお厨子が開帳され、中には真っ黒で小さな本尊の出世大黒天像がお祀りされていました。
また左脇壇には聖観音菩薩像や不動明王像もお祀りされていました。
本堂の右手から出て、書院に移ります。

なおこの本堂と書院の間の道を左に進むと墓地があります。
この墓地の左正面に、寺田屋事件で犠牲になった薩摩九烈士のお墓が、その向かい側に薩摩藩士 平田靭負(ゆきえ)のお墓があります。
平田靭負は江戸中期に幕府から木曽、長良、揖斐川の治水工事を命じられた薩摩藩の責任者です。
工事はなんとか完成したものの、予算が当初の10倍掛かり、その責任を取って完成後に切腹しています。

書院に入った最初の部屋が、西郷隆盛と大久保利通らが会談をした部屋だそうです。
さらに奥の間には、平田靭負の肖像画などが展示されていました。

書院からさらに奥の寺務所の玄関から出て終了です。

洛南マイナー散策の索引

「京都のおすすめ」の総合索引へ

コメント ( 0 ) | Trackback ( )
« 2015 6/23の... 2015 6/23の... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。