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松ケ崎浄水場・妙法の火床


写真は、急速ろ過池(右奥に大文字)

京都市には蹴上、新山科とこの松ヶ崎と大きく3つの浄水場があります。
松ヶ崎浄水場は、主に京都市北部地域の水道水の供給を担っています。

アクセス
市バスで北大路通を進み、高野橋東詰で下車します。
下車して高野橋を渡り、西詰へ。
最初の信号のある交差点を右折して、下鴨東通を進みます。
約170m進むと広い道が現れるので、これを左折します。
約50m先の右手に、松ヶ崎浄水場の門があります。

通常は内部非公開ですが、9月最終週の土曜日に見学会があります。
京都市上下水道局のHPにお盆頃に募集が出ます。
9:00~12:00と13:30~16:30の2コースから選べます。

時間前に門に行くと案内の方がおられるので正面の建物に入り、案内に沿って1室に集合します。部屋には実験道具が用意されています。
午前の回は、9:00~9:10、施設の方の挨拶。
9:10~9:25 浄水場のDVD観賞。
9:25~9:50 浄水実験です。
実験は、まず疎水から汲んできた原水に粉炭を入れて匂いやごみを吸着させます。
次に凝集剤を入れて、それらをくっつけて大きくします。
入れた後、1分間強く振ってかき混ぜます(A)。
こうすることで、より塊を大きくします。
続いて2分間ゆっくりかき混ぜます(B)。
水には黒いモロモロがいっぱい浮遊してきます。こうしてゆっくり塊を沈殿させます。
最後にこの水を砂利の入ったペットボトルに入れると、下から砂利で濾されたきれいな水が出てきます(C)。
以上で終了。
これをしておくことで、後の見学が分かりやすくなります。

9:55~建物を出て、浄水場内を時計回りに見学します。
最初は表門の左手にある大きなタンク。
これは洗浄水槽で、ろ過する砂利を洗浄するための水が蓄えてあります。
次が着水井。
最初に疎水の水を取り入れているところです。

そして急速かくはん池です。
水が勢いよくまわっています。
ここで実験のAにあたり、薬品を原水と混ぜています。

その隣がフロック形成池と薬品ちんでん池です。
大きなプールのようになっており、手前から奥へと徐々に水を混ぜるスピードが落ちていくのが見えます。
これが実験のBにあたり、フロック(汚れの塊)を形成させていきます。
そして薬品ちんでん池で、フロックを斜めの板で効率よく吸着させて、きれいな上澄みを次の行程へ送ります。

場内の最後が、急速ろ過池。
ここも大きなプールのようになっており、底が砂利です。
これが実験のCで、先の上澄みを入れて、底の砂利、小石を通過させてきれいな水にします。
さらにこの砂利は次第に汚れるので、その洗浄も見せて下さいます。
最初にみた洗浄水槽から水を大量に注入し砂利をかき混ぜて、汚れを浮かせて流すのは迫力があります。
最後に建物に入り、中央管理室も見学します。

妙法の火床
10:50からは、表に出てバスに乗ります。
国際会館に向かうキツネ坂から側道に入り、五山の送り火の妙法の「妙」の山に登ります。
この山の地下に、きれいになって各家庭に送る直前の水を蓄えておく配水池があります。
しかし地下にあるので、池は直接見られません。
その代わり山頂には空いたスペースを利用してたくさんの太陽光発電のパネルがあり、さらに普段は入れない妙の火床を見学出来ました。

11:45頃に最後バスで浄水場に戻り、アンケートを記入して12:00頃に終わりました。



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