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真如寺1 予約拝観(北野散策12)

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写真は、法堂

真如寺は鹿苑寺(金閣寺)、慈照寺(銀閣寺)と共に、相国寺の3つの山外塔頭の1つです。
五山十刹の十刹の1つでした。

アクセス
等持院の東隣りです。
北野白梅町を北上し、1つ目の交差点を左折します。
洛星中学高等学校の前を通過し、馬代通にでます。
右手前方の角に木島櫻谷旧邸があり、この細い脇道をさらに直進します。
やがて右クランクになり、その先約70mの右手、六請神社の手前に真如寺の表門があります。

拝観
電話で予約をしておくと拝観可能で、拝観料は志納です。

表の鉄の門は手動で開き、離すと自動的に閉まるのですが、かなり重いです(笑)。
一直線に石畳が続きます。
やがて池の上にかかる石橋の先に中門が見えるので、これをくぐります。
すると正面に本堂の法堂、左手に圓通殿、左手奥に墓地、右手に庫裏と書院があります。
庫裏で声をかけると、まだお若い御住職が出て来られます。

まずは法堂へ。
内陣は中央に須弥壇があり、2階構造に上に本尊の宝冠釈迦如来像と脇侍の迦葉尊者像と阿難尊者像がお祀りされています。
また内陣1階の奥には勧請開山の無学祖元像、その左手には龍の子供と云われるカメのような贔屓像があります。
法堂の左手には中興の祖である夢窓疎石像、達磨大師像、仏国大師像などが、右手には勧請開基である無外如大尼像や、大檀那であった高師直(足利尊氏の執権)の位牌などがあります。
また後水尾天皇の皇女で宝鏡寺門跡第19世の理昌尼がこちらを墓所にして以降、代々の宝鏡寺の門跡さんはこちらを墓所にされているそうです。
墓地には宮内庁管理の理昌尼らの墓所もあります。

なお書院の襖絵は、原在中の西湖図、四季草木図だそうですが、通常は観ることが出来ません。

圓通殿には半僧坊大権現がお祀りされており、平成26年から毎年5月の第3日曜日に御開帳をする予定だそうです。

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コメント ( 10 ) | Trackback ( )
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コメント
 
 
 
Unknown ( 嵯峨の人)
2014-02-01 11:16:08
先週の「美の京都遺産」を見て無外如大の話には衝撃を受けました。

等持院の近くにあって、前から気になってた寺院でした。予約したら行けると聞いたので、今度訪れたいです。

紅葉も綺麗そうですね。
 
 
 
無外如大 (hyt)
2014-02-01 12:23:00
美貌の顔に焼火箸。

amadeusさまは、「宝慈院」を拝観されて、無外如大像を見られたのですが、
>無外如大像にもその傷跡があるとの話でしたが、お厨子の中が暗く確認できませんでした
と書かれていますね。

修行の極限で、右耳を切ったのは、明恵上人。
高山寺の上人像には、右耳はついていました。

達磨に弟子入りを断られた慧可は、右腕を切り落として覚悟のほどを示して、弟子入り
を許されたという話があります。

とにかく、常人では想像もできない世界ですね。
 
 
 
ご近所です (櫻谷文庫)
2014-02-01 17:55:45
真如寺さんとは300m位しか離れておりません。これからもよろしくお願いいたします。
http://www.facebook.com/okokubunko
 
 
 
嵯峨の人さま (amadeus)
2014-02-01 21:29:03
>先週の「美の京都遺産」を見て
正直、僕もその放送を見て、本編にまだ載せていないのを思い出しました(笑)。

>予約したら行けると聞いたので、今度訪れたいです。
もうここまできたら、今年の5/18がいいのではないでしょうか。
客殿も公開しないか期待しています。
 
 
 
半僧坊大権現大開帳 (amadeus)
2014-05-18 22:55:49
今日は真如寺の半僧坊大権現大開帳でした。

現地ではスーメテさま、京極堂さま、masaさま、あんとんさま、松戸在住さま、かんじろうさまが来ておられました。
お会いしていませんが、togannjiさまも来られていたようですね。

また詳細は今後の拝観報告+本編で御報告しますが、概要だけ。

御開帳では圓通殿はもちろん、書院の原在中の襖絵や前庭が公開されます。
その一方で本堂内部には入れないので、
「予約拝観+半僧坊大権現大開帳でコンプリート」
と言えるでしょう。
 
 
 
半僧坊大権現大開帳 (frippertronics)
2014-05-18 23:43:57
和菓子を楽しむ会(場所:実相院の茶室、いま実相院の庭を造られておられる植治・小川勝章氏のお話付)に参加してから急いで向かったので出遅れて1時過ぎに伺いました。

受付でお茶席券は完売しましたと言われましたが、前庭から待合越しの新緑の裏庭を見たら、どうしても待合・上からの庭を見たくなってお茶席の女性に聞くとあと6名いけるとのこと、滑り込みセーフで入れました。待合からの美しい庭拝見とお茶席(原在中:四季草木図、由来から納得の変わった床の間など)堪能しました。
 
 
 
追伸 (frippertronics)
2014-05-18 23:56:08
本堂拝見は予約して是非してみたいですね。

あ、あと和菓子を楽しむ会では次回7月20日、21日に京都国立博物館の茶室で計画されておられるみたいです。京博に茶室があるなんて初めて知りました。興味のある方はどうぞ。
 
 
 
京博茶室「堪庵」 (KEI)
2014-05-19 14:33:39
昨日、京博の平成知新館での聞香体験と三条西宗家の講演のあと、京博の庭園をぶらぶらしてました。
京博茶室「堪庵」は人気もなく静寂(車の騒音がちょっと)なひとときを過ごしました。
ここで、茶会はないものかと思いを巡らしていたところです。
7/20、21に開催ですか。
蚊が多そうなので悩みます。昨日もかなり刺されました・・・
八畳の母屋と金森宗和好みの三畳の茶室は真珠庵の庭玉軒の写しとか。
 
 
 
Unknown (WAN)
2014-05-19 17:16:14
東博・京博・奈良博と国立博物館の茶室や庭園は、見逃されがちですが意外と見どころです。
堪庵は、イベントで使われることも多く、一昨年フェラーリと京博のコラボで企画展があった際には、無料茶会に使われたりもしていました。
 
 
 
KEIさま&WANさま (An.)
2014-05-19 18:36:40
京博に庭園があるのですね。

今まで、寺社仏閣以外、なかなか縁がなかったのですが
ぜひ、行ってみます。

また、上洛の愉しみが増えてしまいました!
 
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