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聞名寺


写真は、地蔵堂

聞名寺(もんみょうじ)は東山二条を下がった妙傳寺の南側にある寺院で、明眼地蔵(あけめじぞう)は洛陽第17番地蔵尊です。

東山二条の交差点を南下します。
大きな妙傳寺の前を通過した先の左手に、聞名寺の表門があります。
最寄りのバス停は、北から来ると東山二条、南から来ると東山仁王門です。

由緒
平安時代初期の仁明天皇の第3皇子が眼病になり、地蔵菩薩に彫り守護仏とせよとのお告げがありました。
そこで慈覚大師に造仏させたところ眼病が平癒したそうです。
その皇子は後に光孝天皇となり、その住まい小松殿は没後に小松寺となったそうです。
鎌倉時代に一遍上人が当寺を“小松院聞名寺”として中興されたそうです。

表門をくぐります。
表門の右手には地蔵菩薩像がたくさんお祀りされています。
そして右手正面に地蔵堂があり、ここに明眼地蔵がお祀りされています。
通常お厨子は閉まっていますが、毎月24日は開帳しておられます。
境内に通常は人が常駐されていないようで、御朱印は貰えません。
代わりに地蔵堂の左手の棚に明眼地蔵の判子を押した紙が置いてあります。
また地蔵堂の右隣には大日如来像がお祀りされています。

境内奥の正面に本堂があります。
こちらの阿弥陀如来像は2019年の調査で行快の作と判明し、その年の春の特別展「一遍聖絵と時宗の名宝」にて、阿弥陀如来像が国立京都博物館で展示されました。
2020年10月から京都時宗道場御朱印めぐりが始まり、御朱印を頂く際に本堂にお参り出来ました。
本堂左手の玄関から入り、右手に進むと本堂です。
内陣中央には本尊の阿弥陀如来像と脇侍の観音・勢至菩薩像がお祀りされています。
しかしお厨子に入っており垂れ幕もあるので、外陣からは見にくいです。
右の脇壇にも阿弥陀三尊像が、左の脇壇には阿弥陀如来坐像がお祀りされていました。

また本堂の右手から墓地へと進みます。
墓地に入ったすぐ右手に阿弥陀石仏があります。
これは釘抜地蔵(石像寺)の石仏の写しとも云われています。



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