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車僧影堂
写真は、車僧影堂
車僧影堂(くるまぞうえいどう)は太秦にある海正寺址で、車僧こと深山正虎の像と位牌がお祀りされています。
アクセス
嵐電の太秦広隆寺駅で下車し、広隆寺の表門の正面の道へと左折します。
約200m先の左の角に“むろ歯科医院”があるので、ここを左折して緩やかな坂を登ります。
すぐにT字路に突き当たりますが、この右手前方に人しか通れないような細い道があります。
その入口の下に“車僧影堂”の小さな石碑があるので、この道を進みます。
この細道を約40m進んだ左手に車僧影堂があります。
謡曲に”車僧(くるまぞう)”というのがあります。
いつも破れ車を乗り回しているので車僧と呼ばれている僧がいました。
嵯峨野の雪景色を眺めていると、一人の山伏が禅問答を仕掛けてきます。
ところが車僧に軽くあしらわれて勝負にならず、山伏は「愛宕山の太郎坊」と名乗って黒雲に乗って立ち去ります。
しばらくすると天狗となって現れ、技比べを挑んできます。
しかし車僧が払子一振りで牛も人も引かない車を自在に駆使する法力に、天狗は驚き、恐れ入って退散する。
という内容です。
畑の真ん中にお堂があり、その左手に駒札、中央下には“海生寺址 開山堂”と書かれた石碑があります。
普段お堂は閉まっており、内部を窺い知ることは出来ません。
車僧盆会
9月の第1日曜日は車僧盆会で、1年に1回堂内が公開されます。
9:00~16:00ぐらいまでだそうです。
お堂の前にはテントが張られ保存会の方がおられますが、一般でも歓迎ムードです。
お堂内の中央に深山正虎像と位牌がお祀りされています。
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コメント ( 2 ) | Trackback ( )
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9.6.小雨の中お参りしてきましたが、気になる話を聞きました。
前から話は有ったそうですが、深山正虎像を京都市に寄託して、此処には原寸大の写真を掲げておく事が本決まりに成るそうです。市街地の中の地区農会という本当に小さな集まりで守をされてますので、将来の事を考えると良い話だとは思うのですが・・・
来年はこのままだそうですが、それが最後に成るかもです。
9/6は別のところに行っていたので、今年はノーチェックでした。
そうなんですね。
来年以降は現地にはもうない可能性が高いんですね。
貴重な情報、ありがとうございました。
来年、もう1回行っておこうかな(笑)。