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八坂庚申堂(金剛寺)


写真は、表門

八坂庚申堂(やさかこうしんどう)は、大阪四天王寺庚申堂、東京入谷庚申堂(現存しない)と並び日本三庚申の1つとされています。
腰痛や神経痛にご利益があります。
さらにこの八坂庚申堂といえば、アノ軒先などに吊るされている”くくり猿”です。

場所は東大路通と八坂通の交差点を八坂通へ東に入ります。
正面はテレビで見たことがある、“坂の上に八坂の塔”の画です。
この石畳を登ります。
突き当りに八坂の塔があるのですが、この少し手前の右側に八坂庚申堂の朱塗りの表門があります。

平安時代に当代随一の験者であった浄蔵貴所が創建しました。
浄蔵貴所は亡くなった父の三善清行を一条戻り橋でよみがえらせたことで知られています。

表門の屋根の上やなどには“見ざる、言わざる、聞かざる”の三猿像があります。
賓頭盧尊者像や本堂の周辺には“くくり猿”の人形が吊るしてあります。
これは欲望のままに行動する猿をくくることで禁欲の象徴にしているのだそうです。

通常本堂の前は、くくり猿がたくさん吊るされた衝立で仕切られており見えません。

庚申の日
60日に1度の庚申の日には、11:00、15:00、20:00に本堂で護摩が炊かれます。
また当日は本堂が開放されています。

本堂には本尊の青面金剛像(しょうめんこんごうぞう)がお祀りされていますがお厨子は閉まっており、その前に小さなお前立ちがお祀りされています。
本尊の次の御開帳は2040年だそうです。
左右には四天夜叉像が4躯お祀りされています。
須弥壇の左手には地蔵菩薩像、聖徳太子や弁財天像が、右手には不動明王、大黒天や開基・浄蔵貴所像がお祀りされています。

また表門を入ってすぐ左手でこんにゃく炊きを9:00~19:00までしておられます。



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蒟蒻焚き (KEI)
2014-08-04 11:34:52
年に6回ある庚申日に八坂庚申堂では「コンニャク焚き」の接待があり、志納で無病息災を願う蒟蒻をいただくことができます。

梅がほころび始め、椿の花が咲く頃、建仁寺から円山公園へ向かう道すがら、庚申さんの幟がひらめいていました。
門をくぐって、すぐに「コンニャクいかがです~」と声をかけられました。

開基の浄蔵貴所は平安時代の修験者で祇園祭の「山伏山」のモデルですね。
 
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