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安楽寿院2 特別拝観


写真は、書院の玄関

例年の特別拝観
かつては毎年4月末と10月末から1か月間、収蔵庫の特別拝観をしておられました。
一旦途切れましたが、最近はまた11月の週末のみ特別公開をされています。

拝観料は300円です。
内容は予約拝観と同じで、この期間は予約なしでOKです。
本尊の阿弥陀如来坐像はいつもありますが、掛け軸や書などは毎回少しずつ変わっています。
安楽寿院のHPでのみでしか広報されていないです。

2012年秋の非公開文化財特別公開
上記で特別公開がありました。

書院の門前で拝観料800円を納めます。

書院の前庭を過ぎ玄関から入ると、8畳の間が2つ並んでいます。
床の間には藤原定家の“明月記断簡”がありました。
前庭は中央に松を配した枯山水庭園です。

次に大師堂、阿弥陀堂でお参りした後に収蔵庫です。
今回は、本尊の阿弥陀如来坐像はもちろん、鳥羽法皇木像、重要文化財の絹本著色普賢菩薩像、絹本著色孔雀明王像。
さらには鳥羽法皇像、美福門院像の掛け軸もありました。
2016年の春には、重文 阿弥陀二十五菩薩来迎図、元塔頭前松院 仏堂本尊の大日如来像や五大尊画像なども展示されていました。

この後は収蔵庫裏手にある埋蔵文化財研究所で、鳥羽離宮の発掘調査の出土品の展示もありました。

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コメント ( 7 ) | Trackback ( )
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コメント
 
 
 
WANさまへ (京極堂)
2012-11-11 00:46:10
安楽寿院、見応えありそうですね。残念ながら今回は諦めます。代わりに長講堂をしっかり拝観しました。後白河像、等身大ではないんですね。微妙に小さい…だけど、像の雰囲気は強烈な個性を放っていますね。今回、念願叶って本尊と併せ拝観出来て満足ですが、コメントを読ませて頂き、安楽寿院はつくづく残念なことをしたなと改めて思いました。
だけど、法住寺の後白河像を春に初めて拝観していたので、長講堂になびきました(笑)。
少し教えてください。奈良博の特別展、重源上人と頼朝でしたっけ?2006年に重源上人をテーマにした特展があったので、我慢したのですが…後白河像も出品されたとのこと…前回との違いなど、ご存知だったら教えてください。あと、図録はどうですか(笑)?
 
 
 
鳥羽離宮の (京極堂)
2012-11-11 00:53:50
出土品って、どんなものがありました?何でも聞いてばかりではいけないのですが、心残りが多いので…
ご存知の方いらしたらお願いします(平伏)。
 
 
 
京極堂さまへ (WAN)
2012-11-11 08:48:20
長講堂も冬を逃した方は必須なのでオススメです。初見なら、後白河像は必見ですから。
それに、大河清盛も終わるので今後は当分開かないのではないでしょうか。安楽寿院なら、春秋こっそり開いてますし、掛軸も重文なのでどこかの展覧会で見ることがあるはずです。

2006年の重源展の時は、東京にいたのと、仏像などにまだ関心がなかったので残念ながら見ていません。
今回は、後白河像や国宝重源像、僧形八幡神が横や後ろから見られました。あと、神護寺の頼朝像や関東所在鎌倉関係の仏像など奈良博らしい展示で満足でしたね。
私が、注目したのは後白河像はもちろん、広島耕三寺の阿弥陀や運慶作の愛知滝山寺の帝釈天など関西以外の仏像が多く見られたのが良かったですね。仏像に関していえば、全体的にプチ運慶・快慶展みたいになっていました。あとは、手向山八幡の国宝唐鞍も素晴らしかったです。
因みに、私は展覧会がよかったので図録を買いましたよ。

鳥羽離宮等の出土品展示は、今年の前期に京都市考古資料館で展示されたものを少し抜き出して持ってきたものでした。パネルなどまるっきり同じです。(展示数自体十数点ぐらいで少なく、展示建物もプレハブ小屋です)
内容は、出土瓦類がメインで、考古資料館で展示された肝心なものは、パネル展示のみだったので、こちらは別に気にすることはないと思います。(見逃したものが気になる気持ち、私もよくわかります笑)
 
 
 
WANさまへ (京極堂)
2012-11-11 14:11:45
早速のお返事ありがとうございます。すっかり痒い所に手が届きました(笑)。今少し、手が離せないことがあるので、後ほど続きを。先ずは、御礼まで。
 
 
 
三たび、WANさまへ (京極堂)
2012-11-12 01:02:16
失礼しました。所用と報恩寺の拝観に出ていました(笑)。
詳細な情報ありがとうございます。特別拝観に鈍感な私の選択もあながち間違いではなかったと、少しホッとしました。
最近の奈良博は、多方向から鑑賞出来ることを結構意識していますよね。阿修羅展といい、時代の趨勢ですが、有難いですよね。
地方仏(今時こんな言い方は、近畿上から目線で失礼なのかもしれませんが)も御詳しいのですね。勉強になります。
唐鞍ですが、週刊朝日百科の日本の国宝でチェックしました。国宝って(勿論重文も)、色々あって奥が深くて楽しいですね。こんなものもあるんだって。だけど、あんなもの着けられたら、馬は迷惑でしょうね(笑)。結構、ゴツくて重そうですもの。

重源展の図録を眺めて気付いたのですが、WANさまが度々言及されていた、清浄華院の阿弥陀三尊像、重源展以外にも法然展、寧波展にも出展されていました。展示替ですれ違いもあったようですが、一度は観ている様です。この時は意識出来なかったのですが、今回お陰さまで重要さが認識出来ました(笑)。
鳥羽離宮の出土品もご教示ありがとうございます。私も考古資料館の展示は、観ていたので少しイメージ出来ました。曖昧な記憶で申し訳ございませんが、鳥羽離宮の出土品に雲中供養菩薩に類するであろうとされる木製品の一部分があったような…それを確認したくて気になっています。あの様な彫刻が他にもあったと思うだけで、面白くてワクワクしてしまいます(Amaさまには、わからねぇだろうな~・笑)。

WANさまのコメントで驚いたのは、文化財探訪熱は本当に最近になってからなのですね。Amaさまといい、その行動力、情熱、知識、全く頭が下がります。また、ご教示下さい。

 
 
 
京極堂さまへ (WAN)
2012-11-12 07:17:17
清浄華院の三尊は、何かの展覧会ですぐに出そうですね。法然展では、とても印象に残った出陳物でした。
安楽寿院ですが、出土品には、雲中供養菩薩の一部分も展示されていましたよ。
因みに知識は付け焼き刃なので、たいしたことないです(笑)
こちらこそ京都検定一級京極堂さまのコメント勉強になること多いです!
 
 
 
ありましたか! (京極堂)
2012-11-14 00:53:27
WANさま、ありがとうございます。スッキリしました(笑)。
ちなみに、コメントされていた、2体の仏像ですが、1994年の奈良博「運慶・快慶とその弟子たち」に出陳されていました。もしやと思い、図録を開いたら…ありました。帝釈天像、彩色が後補であるのは残念ですが、きっと造立時はこの様な華やかさだったのでしようね。インパクト強いですね。
これから、色々なものを見る事が出来る若い貴方が、とても羨ましく思えますが、私も満更でもない青春時代をすごしていたのですね。ただ、WANさまと大きな違いは、知識が残念過ぎて、もったいない鑑賞が多かったようです(笑)。
他にも、お聞きしたいことがありますが、ここでのお話しクドくなり過ぎて(私の悪いクセです)しまったので、この辺で…
また、ご教示下さい。
 
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