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大漸寺


写真は、表門、本堂(左)と霊山橋(右)

大漸寺(だいぜんじ)は八坂にある日蓮宗寺院で、江戸時代には境内にざくろがたくさんあったことから“ざくろ寺”とも云われています。

アクセス
市バスで東大路通の清水道で下車します。
清水道こと松原通の坂を清水寺の方向へ登ります。
約170m登り、左手に日體寺を超えた次の小道を左折します。
約50m先の左手に大漸寺の表門があります。
前の道を横断してかかる霊山橋が目印です。

石段を登り表門を入ると、右手に本堂、そして道側に霊山橋があります。
まず霊山橋は1922年の鉄筋コンクリート製で、恐らく1番古い鉄筋コンクリートの陸橋だそうです。

本堂に入ります。
本堂の内陣中央には釈迦如来、多宝如来や日蓮上人像など通常の法華宗の内陣形式でした。
左脇檀に大黒天像など、右脇檀には鬼子母神像がお祀りされています。

2016/3/21~4/30に通常は鬼子母神像の後ろにお祀りされている石仏である“自死止めの鬼子母神”が御開帳されました。
約20cmの自然石です。
戦前は松原通に面した鬼子母神堂にお祀りされていたそうです。

この鬼子母神が自死止めといわれるのには以下のような逸話があります。
昔この辺りに奉公していた女中がこちらの僧にいろいろ相談をしていたそうです。
ある日も大きな失敗をしてまた相談をしようと参ったものの、僧は留守。
しばらく待っているうちに井戸のそばで寝入ってしまったそうです。
気づけばもう時間も遅い。
これから帰ったら、さらに怒られる。
ならば井戸に飛び込んで・・・と思ったところ、井戸から光が放たれ、そこに僧が帰ってきたそうです。
僧は井戸に光るものを拾ってみると、この自然石の鬼子母神だったそうです。



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